浪速のエスプリをアピール(1405)

筑濱プロダクション代表　筑濱　健一　さん

2014年5月 3日

＝漫画家さんですか？

「イベント企画会社で働いていましたが、２年前に漫画家として独立。大阪天満を拠点に、天神橋筋商店街のイベントポスターなど漫画やイラストの仕事をしています」

＝漫画の魅力とは。

「漫画にすることで伝えやすくなります。商店街の自転車走行禁止のポスターだって、漫画を入れることで見てもらえるようになります。饒舌な言葉よりも漫画の方が伝わります」

＝どんな作風の漫画ですか。

「チャップリン、ディズニー、手塚治虫が大好きですね。今流行の漫画とはちょっと違って、ボクのマンガには言葉はあまり出て来ません。絵で読者に訴えるようにしています」

＝言葉でなく通じ合える。

「そう。大阪弁もそれにちかいところがあります。＂あんじょう＂や＂ボチボチ＂もそうで、相手に想像してもらうコミュニケーションです。大阪人の漫画家ですからね︵笑︶」

＝今後どんな活動を。

「漫画で大阪とフランスの文化交流をしたいと思い、来春フランスで展示会を検討しています。手塚治虫さんなど大阪は漫画家の特産地。たこ焼やヨシモトの笑いだけではありません。しゃれっ気のある浪速のエスプリをアピールしたいですね」

＝実現できそう⋮

「実はクラウドファンディングの＂ＣＯＵＮＴＤＯＷＮ＂で資金を集めています。軽いノリで世界に大阪のボチボチ感を広めたいですね」

▽住所＝大阪市北区天満橋３－３－５
▽電話＝０５０･３５６４･６７５９、　
http ： // chikuhara.com
▽活動内容＝ユニット名は筑濱カズコ。健一氏が企画構成・脚本・アニメーションを担当。奥様の和子さんが作画を担当。しりとりで物語を展開する「ＳＨＩ・ＲＩ・ＴＯ・ＲＩ」で第10 回文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞。