⇒声をお仕事に。
「声にかかわるあらゆることをしています。選挙カーのウグイス嬢から司会、テレホンオペレーター、ツアーコンダクターなどもやりました。
現在は歌手でもあり、十八番を一曲歌える歌の指導もしています。
でも、それだけではありません」
⇒というと。
「皆さんは普段そのまま、〝素の声〞でお話をされていますね。
その声を装うことで、対人関係が変わります。話す中身はもちろんですが、声の出し方、抑揚の大事さに気づいていません。ボイスコミュニケーションですよ」
⇒具体的には。
「テレオペをやっていたころ、男性からのクレームの電話が入ると、キーを高くして若い女性の声を装います。逆に女性の電話ならしっかりした口調でしゃべると納得されます(笑)。実践のなかで、相手が求める声を学びました」
⇒なるほど。声は奥深い。
「そう、ビジネスでも声のトーンを変えることで、交渉が優位に立てることになりますよ。大きな声を出せば、社員に思いが伝わるというものではありません。
体に響く声、心に響く声があり、TPOを考えないと…」
⇒声の匠からアドバイスを。
「出来る人は声を使い分けています。心を操る発声法を実践して欲しいですね。オリジナルの歌もつくります。会社も社歌で元気になりますよ」
▽住所=大阪府吹田市上山田7
▽電話=080・4569・0217
▽活動内容=歌手・作曲、「心を操る発声法 できる人は声を使い分けている」出版(CCCメディアハウ)、音楽を活かしたイベント企画など。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞