エネルギーの地産地消で業績がアップ【NHKおはよう関西】2015/2/24

2015年2月28日

２０１５年２月２４日午前７時５０分放送

「エネルギーの地産地消で業績がアップ」

滋賀県大津市にあるガソリンスタンドを経営されている会社です。１００年以上の歴史を誇り、もともとは天秤棒で椿油を販売されていました。時代の変化とともに、ガソリンスタンドを経営されるようになりました。
そして、ガソリンスタンドが価格競争で経営環境が厳しくなる中、同じ油でもバイオディーゼル燃料に注目されました。地域から出る天ぷら油を精製し、車を走らそうという発想です。
どう天ぷら油を集めて、どのように精製し、どこへ販売するかがポイントです。その集め方は、「ついで回収」です。ガソリンを入れに来たついでに家庭の油を捨ててもらう回収ボックスを置き、スーパーにも回収ボックスを設置されました。
このほか、スーパーの惣菜加工から出る天ぷら油、社員食堂の天ぷら油なども回収されます。安定した量の天ぷら油を自社の精製工場に持ち込み、バイオディーゼル燃料にされます。
バイオディーゼルは廃油を提供した工場や商業施設に提供、物流輸送のトラックなどに利用します。こちらで出た油をこの地域で使われます。まさに、油の地産地消を実現されていました。