⇒ 91歳で今もお仕事をされています。
「泉佐野にあるタオルの会社で相談役をさせてもらっています。現社長と息子さんの間で、お互いの気持ちを汲みながら橋渡し役のようなことをしています」
⇒ 後継者の育成ですか。
「それほどではありません。過去と現在と未来が重要。ある学者さんの言葉ですが、蝉のように脱皮を繰り返す“蛻変(ぜいへん)の成長〟が、企業のバトンタッチにも大事です」
⇒ 長い経験で学ばれたことも多い。
「大手商社時代はアディダスを日本に導入しました。食べ物でも、タオルでも全部に公平には売れない。靴づくりの名人でも、万人向けのランニング・シューズづくりは難しい。絞り込まないと 」
⇒ それにしてもお元気。ヒミツは。
「小学4年生から日記を1日も欠かさずに書き続けています。海軍兵の時もふとんに潜り込んで毎日書いていました。今も書かないと眠れませんね(笑) 」
⇒ 宮本家の家訓があるそうですね。
「わが家は6 代続く商人の家。今も家訓を持ち歩いています。なかなか含蓄あります。ぜひ、みなさんにも参考にしていただきたいと思います」
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