◎お菓子屋さんもいっぱい
今の世の中、お店がたくさんあります。お菓子屋さんもいっぱいです。みなさん、メディアに取り上げてもらおうと、あの手この手知恵を絞っておられます。
女子大とのコラボで、新商品のスイーツを開発したり、ハロウィーンではお店に変わった飾り付けをして、気を引こうとされたりします。それでも、テレビや新聞で取り上げてもらえるのはわずかです。
◎商品だけでなく店主も
先日取材しました和菓子店。このところテレビでよく取り上げられます。チーズモンブラン大福、カフェオレ大福、などユニークな和菓子も注目されています。が、一番はこの店主さんです。この人が面白いと取り上げられていました。
まず、お店に入って驚くのは表彰状の数です。壁には多くの表彰状が飾られ、お店のコーナーには有名人との写真、トロフィー、盾なども置かれていました。このお店が、注目されていることよくわかります。
◎22のタイトル取る
なぜ、注目されるのか?この方は、お菓子づくりのコンテストにいっぱい挑戦され、すでに22のタイトルを取っておられました。悪い言葉で言えば、コンテスト荒らしなのです。でも、そこには深い理由がありました。
この方が菓子職人を目指されたのは、30歳になってからでした。それまではサラリーマンをされ、菓子職人の父からも菓子店を継がなくてもと、言われていたそうです。
◎優勝して認めてもらおう
でも、サラリーマンよりも菓子職人が良いと思われて、一念発起されたのです。「菓子の世界では30歳になってから菓子職人を目指すのは遅すぎます。今からやっても一人前にはなれないと思われていました」と。
そこで、菓子業界で認められるにはどうすれば良いか?考えられました。その1つがコンテストに応募して、優勝すればみんなに認めてもらえるという答えでした。だからいろんなコンテストに挑戦されたのです。
◎徹夜して挑戦
和菓子の職人で、わずかな期間にこれだけ賞をとった人はそんなにいません。だから、マスコミも取り上げるのです。お店に並べる和菓子をつくるだけでも大変です。さらに、新しいお菓子を考えてコンテストに挑戦するのはもっと大変です。
「締め切りが近づいてくると徹夜になることもよくありました。でも、申し込んでいますから、ギブアップせずに頑張ってきました」と。いろんなものを見てはメモされ、アイデアを蓄えておかれるそうです。
◎自分を追い込む
「自分を追い込むことで、アイデアも湧いてきます」と、コンテストへの出品がこの店主さんの元気の源でもありました。時には、いろんなコンテストに応募するのも良い方法です。皆さんチャレンジしましょう。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞