─日本でいち早く食育を提唱されていますね。
「昭和35年頃から食育の実践を始めました。当時は“台所育児”と言っていました。子供は台所で育つという考えで、NHKのテレビ番組でも訴えてきました。マスコミで食育料理研究家と言われています」
─スタジオでは子供の料理教室も開催されていますね。
「スタジオは料理の写真撮影と、五感で学ぶ『子ども料理教室キッズキッチン』も主宰しています。
安全に料理できる専用設備を設け、体験食育として“生きる力”を育む場です」
─子殺しなど母子関係が社会問題となっています。
「さびしい子育てが多いのでは?食を通じて問題解決できることもたくさんあると思います。美味しい料理をつくるだけはない社会派料理研究家を目指しています」
─多彩な活動をされていますね。
「米粉食品の普及や阪神淡路大震災をきっかけに防災、村おこしにもかかわっています。メーカーと共同開発にも取り組んでおり、子ども用の包丁などはヒット商品になりました。そのなかに一貫してあるのが食です」
─やっぱり”食”は大事です。
「生活の中心にあるのが食です。食を通じて親子、社会のコミュニケーションも図れます。“食の通訳”として、食から日本を元気にしたいと思っています」
▽住所=神戸市東灘区北青木2 -8-8
▽電話=078・452・0738、http://www004.upp.so-net.ne.jp/skskobe
▽プロフィール=近畿米粉食品普及推進協議会会長、キッズキッチン協会副会長、相愛大学客員教授など
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