日新化成工業(TEL;06・6305・2681)は、遊び心のあるスローガンで3ヵ年の経営計画を立案、楽しい人材育成で元気な経営を進める。2016年度からは、『Ni s sin Zoo を「二分の一休(Q)たち(s)」で不思議いっぱい!』でスタートした。
「勝ち組企業にはなぜかお客様を引き寄せる不思議があります。その不思議を呼び込む発想が動物園です」と片岡洋一社長。2016年度から打ち出した新3ヵ年のスローガンは、『Nissin Zoo を「二分の一休(Q)たち(s)」で不思議いっぱい!』。
結果を出すには、お客様の話を聞く、聴く、訊くことから始まり、その個別対応の中で気の利く提案を瞬時に出していくことが、顧客の信頼を勝ち取る唯一の方法と解説。2分の1はHALF で、Hear、Ask、Listen とFast の頭文字。一休のQもQuickly を意味する。“二分の一休”となり、トンチ力のある一休さんのチエの半分でも出して欲しいと呼びかける。
この考えに基づいて、社内を産業資材、特販、セールスプロモーションなど4つのグループに分けて、社員それぞれがイルカ、ポニー、カモシカ、忍者などに見たてて自己目標を設定する。イルカ社員は、イルカが泳ぐように素早く正確に問題に対処する。忍者社員は、身を忍びながら仕事をこなし、超人的な忍耐力と精神力でスキル向上を目指すというわけ。
「イメージして分かりやすいスローガンが大切。社員が出した目標は尊重し、口出しはしません。社員が成長することで会社も成長します」と、人材を一番に挙げて社員が成長する職場環境づくりにチエを絞っている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞