竹原編集長の明るいコラム

『グリーンゴールドの時代がやって来た!』(Free)

2016年5月29日

◎新緑がキレイ

新緑が本当にキレイです。ボクは昨年の夏に今の事務所に引っ越しました。以前の事務所に比べてちょっと古くなり、狭くなりました。前と同じ駅からですが、少し遠くなりました。逆に家賃は5割程度上がってしまいました。
これだけを聞いていると、なぜまたそんな条件の悪いところへ行ったのか、思われるでしょう。でも、1つだけ良いことがあったのです。それは、窓から見える景色です。

◎噴水、野鳥の声

緑がいっぱい。大袈裟にいうと森の中にいる雰囲気です。野鳥も飛んできて、時々良い声で鳴いてくれます。というのも、靭公園に接したビルに移ったからでした。
編集の仕事は、締め切りなどに追われて、いつもバタバタです。パソコンに向かって、原稿を書いている時、ちょっと窓を見ると緑の樹々が目に飛び込んできます。近くに噴水もあり、水の音も聞こえます。

◎環境考えると家賃は安い

それを見るだけで、癒やされます。駅から遠い、古いビル、家賃上がったなどなど、全く気になりません。ホンマに引っ越して良かった思います。
緑は人の心を豊かにしてくれます。緑が少ないと言われる大阪の都心部で、こんなに緑が豊かなところがあったのです。へんな話、家賃安いと思います。きっと欧米ではもっと高い家賃を取ると思います。

◎機能より窓から見える景色

なぜなら、日本ではまだまだオフィスビルは機能性ばかり追求しているからです。新しい、駅に近い、ネット環境が整っている、コンビニが近い、何かと便利。こんな理由で選んでいる経営者がほとんどではないでしょうか。
でも、窓から何が見えるかはあまり気にされません。でも、これから日本も間違いなく欧米の考え方に近づき、窓から見える景色を気にすると思います。

◎都心部に森のカフェ

ボクの知り合いの社長さんは、新事業として駅前にカフェをつくられました。もちろん、コーヒーやケーキも美味しいですが、もう1つ人気を呼ぶ仕掛けをされたのです。
それは、お店を取り囲むようにたくさんの樹木を植栽。都心部ですが、森の中のカフェにされたのです。いつも若い女性客などで満員の盛況です。

◎緑がお金になる時代です

「普通の発想なら、そんなもったいない使い方をせずに、お金になるテーブル席をたくさん取られますよね。でも、雰囲気の良いカフェならドリンクやケーキの値段も高く取れます」と。だから、あえて森の中のカフェにされたのです。
まさに、消費者は気持ちを癒してくれる緑にお金を出しても良いと思い始めています。緑がお金になる時代です。

◎緑の価値がさらに高まる

ぼくは今、バイオ系の大阪大学教授と勉強会を開催しています。その先生がずっとおっしゃっておられるのが「グリーンゴールド」です。緑は金なのです。地球温暖化など地球環境への関心が高まるなか、緑の価値が今後さらに高まりそうです。


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