池田市の伊勢屋テック(TEL;072・761・1121)は、松室利幸社長の地域貢献の思いから夏休みには地元住民を対象に親子木工教室を開く一方、本社敷地内には居酒屋、農園を設けて社員に振る舞うなど地元と社員の幸せづくりに取り組む。
「長く続けて来られたのは、地元に愛され、社員の頑張りがあったからです」と濱脇正美専務。地域貢献や社員の幸せを願う元気企業。
毎年7月に地元の親子を招待し夏休みの宿題を兼ねて「親子ふれあい木工教室」を行う。端材を活用しキットでの作品、自由研究による作品も無料で作れる。7月23日の今年はお母さん向けのヨガ教室も開かれた。花見の季節には、本社でバンド演奏会も開かれる。
一方、夜中の仕事が多い社員をねぎらいたいと、濱脇専務を中心に羅臼昆布ダシの効いた豚汁をつくり、夜中の工事現場に運ぶ。
毎月不定期だが、本社内で午後6 時半から社内居酒屋「鉄板や濱ぴょん」が開店。焼きそば、焼き鳥、たこ焼き、野菜スープなどのメニューが並ぶ。社員は自由に参加、無料で飲食出来る。
毎週火曜日の夕方の会議では、「お腹が空いていてはダメ」と、専務が野菜スープをつくって振る舞う。本社敷地内には、農園をつくり総務部長を先頭に農園好きの社員がキュウリ、トマト、ナス、スイカなどを育てている。
社内居酒屋で使ったり、社員は持ち帰ることも出来る。地域と社員を大切にした元気経営を進めている。
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