釣り具メーカーのハヤブサ(TEL;0794・73・0212)は、釣り好き女性を応援するレディースチームを結成する一方、子供たちや女性向け釣りイベントなどを開催。新しいフィッシング市場を開拓する。
「日本の釣り人口は大幅に減少。男性イメージの釣りから女性と子供を巻き込んだ新しい市場を創出しなければ」と歯朶由美社長。女性社長の目線で、新市場の開拓に取り組む。
その1つが、昨年から始めたDY「ハヤブサLady 隼華(ハヤカ)」だ。女性ファンを広げるために全国から釣り好き女性を募集、現在は40人の女性メンバーが北海道から九州で活躍する。
メンバーは、一般女性に釣りの楽しさを伝えるのが役割。釣り具の提供を受けて、こんな仕掛けでこんな魚が釣れたなどを専用HPのブログなどに書き込み、情報発信する。
ハヤブサLady のブログが人気を呼び、HPへのアクセスが急増する一方、メディアの取材依頼も増えている。取材に同行してハヤブサブランドをアピールする。来年にはさらに20人増やして、60人体制にする計画だ。
女性向けの釣りイベントにも力を入れる。今年から年間6回関東、関西、九州での女性だけの釣りイベントを主催。10月にはワカサギ釣りイベントを開催。
また、子供たちが楽しめる「ハヤブサキッズ」イベントも始めた。8月11日には神戸市の平磯海づり公園でキッズ祭を開催。約100人が参加し、釣り教室、ゲーム、抽選会、着ぐるみも加わった「キッズダンスのお披露目」などもあり盛り上がった。9月4日には福岡市のマリンワールドでも開催した。
イベントのほか子供たちが楽しめる釣り具も開発する。また、機能性にデザイン性を重視した女性用ウエアも商品化していく予定。女性と子供を巻き込む戦略を次々と展開中だ。
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