地域貢献を旗印　　ミャンマーで国家プロジェクト　　生活排水処理プロジェクト

大五産業

2016年11月22日

　滋賀県草津市の大五産業（ＴＥＬ；０７７・５６４・６１９９）は、“地域貢献”を旗印に環境、飲食店、福祉とスポーツの複合事業を展開。最近ではミャンマーのヤンゴン市で浄化槽プロジェクトをスタート、海外戦略にも取り組む。

　主力の環境事業では海外展開にも力を入れる。JICA（国際協力機構）の中小企業国際支援事業の一環で、ミャンマーのヤンゴン市で生活排水処理プロジェクトに取り組む。

　今年８月にはJICA から受託された同社は、ヤンゴン市に浄化槽および水質検査機材の引き渡し式を行った。中小企業の国家プロジェクトとして期待を集める。

　一方、平成９年からスタートした飲食店事業は、和食店など東京から大分まで駅前を中心に５１店舗を運営。９月から年末までに５店舗を新設し、飲食店事業を強化する。草津では保育園、グループホーム、障害者支援施設なども運営する。

　また、スポーツ事業は弟の五仁氏が担当。サッカーを通じた青少年の育成、地元の町興しにも取り組む。

　サッカーの社会人チーム「MIO びわこ滋賀」を運営。今年末の天皇杯には、滋賀県代表での出場を決める実力を持つ。

　滋賀のジュニアサッカーチームを２チーム運営、サッカースクールも経営している。生徒数、選手を合わせると４５０～５００人の規模にのぼる。「滋賀からJ リーグを出すのが夢です」と、サッカースタジアムの建設運動にも取り組む。

　多彩な事業が相乗効果を発揮、滋賀から元気ビジネスを進めている。