⇒ お医者さんですね。
「はい。脳外科医でしたが、今は高齢者の自宅や老人ホームを訪問する在宅医療の活動を中心にしています。もう1つ、ボランティアで行っているのが、e-クリニックです」
⇒ どんな組織?
「15年前に立ち上げた『21世紀の医療・医学を考える会』です。中核メンバーは20人の医師。このほか、気功師、鍼灸師、中医師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、看護師など多彩な人材が集まっています」
⇒ 目的は。
「医療現場の中で、もっと多くの患者さんを救うには、現代の医療に欠けているものがあります。食事や心のあり方、運動も大切。健康に良いことはどんどん取り入れ1日でも長く、元気に生きる方法を啓蒙することです」
⇒ 具体的には。
「交代で医師が担当し、個別の相談に応じたり、自己治癒力を高めるための勉強会を開催しています。また、大阪と東京で定期的にセミナーを開催、この11月は『セルフ治療』と『米国の統合がん治療』をテーマに取り上げました」
⇒ 医師の枠を超えた取り組み?
「そう。長寿の人からは病気にならない生き方を学んでいます。自分の力で病気を治せる人が健康。とにかく〝自己治癒力〞を高めることですね。医師はそのきっかけをつくるお手伝いをしているだけなのです」
▽住所=大阪市淀川区西中島6・2・3
▽電話=06・6305・9629
▽プロフィール=大阪大学医学部卒、市中病院や阪大細胞工学センターで、がんの臨床・研究に携わる。「9割の病気は自分で治せる」(中経の文庫)など著書多数。
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