アイエス(TEL;0774・98・3601) は、病院などで使う保温、保冷の適温配膳車の革命児。チルドタイプに続き、世界初、夢のような炊飯など料理機能付き配膳車を開発、29年春にも商品化する。
「配膳車に研いだお米を前日にセットして、生シャケ、煮物材料などを入れて、約1時間のタイマーをセットします。すると、ホカホカのご飯、焼かれたシャケ、熱々の味噌汁が出来上がります」と井上茂社長。現在、商品化の最終段階でお昼は配膳車でつくった食事を楽しんでいる。
すでに商品化しているチルドタイプの配膳車(再加熱カート)は、過熱蒸気を活用してチルド食品を配膳車内のトレーで再加熱。「菌などを高温殺菌し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たくでき、食事の適温サービスを実現しました」と。
さらに、このチルドタイプを進化させた画期的な新商品を開発。これまでの温める機能に加え、調理できる機能を付けた。過熱蒸気によりご飯や焼き魚、煮物が出来上がる。
患者や病院スタッフなどお客様のニーズを先取り、大手企業を相手にいち早く開発に着手し、夢のような調理機能付きの配膳車の商品化にメドをつけた。
「病院や介護施設では人手不足に困っています。配膳車の中で調理まで出来れば喜ばれること間違いありません」と、商品化を急いでいる。11月の日本給食経営管理学会では大学病院から同社のチルドタイプの配膳車が紹介された。
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