一般社団法人日本殺陣道協会(TEL;06・6536・8048)が主催する侍・忍者体験コースが外国人観光客に大受け。「ニンジャ楽しいデス」と大人気になっている。
「一般の人に殺陣を教えていたのですが、流れが変わってしまいました」と、会長の八木哲夫さん。大阪市西区北堀江1丁目に道場を置き、当初は生徒を一般募集して殺陣の勉強を行っていた。
しかし、今では道場で育ったスタッフが演技、外国人観光客が観賞する侍・忍者ショー、体験コースが大人気になっている。2012年は 外国人のお客様は約20人だったが、2014年には約1200人に急増。今年も1500人を超えると見込んでいる。
侍・忍者を演じる登録スタッフは20人。居合の先生のほか大学講師、経営者、主婦と侍・忍者が大好きな元生徒さんたち。「道場だけでなくホテルにも出かけています。需要は旺盛です」と、若いスタッフを募集中だ。以前は欧米の観光客に人気だったが、今はマレーシア、シンガポールなどアジア観光客も増えている。
この秋からは日本人のシニア層を相手にした「懐かしのチャンバラ体験」コースもスタート。衣装を着てカツラを付け、ノスタルジックにチャンバラごっこを楽しみ、ビデオにも撮ってもらえる。
このほか、外国人を対象に侍・忍者ショーの後に出演者と一緒に食事ができる「侍スペシャルナイト」も計画。インバウンド需要を機に、殺陣ビジネスを広げている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞