渋谷(TEL;0744・43・1567、http://www.shibutani-group.co.jp/)は、このほどコンテナの構造強度を証明する技術特許を取得、住宅・商業施設に本格活用出来る体制を確立。輸送コンテナの新用途展開で、平成30年にはコンテナ部門の売上げ倍増を目指す。
きっかけは過去に日本経済を襲った超円高。渋谷守浩現会長は、何とか為替予約をリカバ
リーしようと中国にも訪れ、日本へ帰国しようとしていた時、「港でコンテナを見て閃いた」と話す。
通常コンテナは船舶輸送に使われるもの。このコンテナを荷物を保管したり空間施設に使用する構造物としての活用を発想。中国工場で製造したJIS規格に対応するコンテナ
を輸入販売する。
ベースはコンテナの仕様だが、窓や扉をつけるなど、多彩に使えるように工夫。京都工芸繊維大学の協力を得て、コンテナ躯体部分の強度を高める専用接合金具を開発、今回、特許を取得。「特許取得で堂々と建築確認申請が出来る事になりました」と渋谷さん。
コンテナを積み上げた多層構造体にして、住居や商業施設として本格活用出来るという。
コンビニ、飲食店の店舗、トラックの荷台にコンテナを積み込んだ移動式の店舗にもなる。建築コストが安く、建築期間も大幅に短縮できる。
移設や再利用も簡単に出来、地球環境にもやさしい。オシャレなコンテナの開発、船舶輸送に使用されたビンテージものにも力を入れ、市場を広げていく計画。
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