健康、幸せのパンづくり　著名ホテルやこだわりスーパーに　京都・和束のお茶日本文化をアピール

リバーフィールド

2017年1月13日

　リバーフィールド（ＴＥＬ；０６・４８６２・２１０５）は、健康、幸せになるパンづくりに取り組む。著名ホテルやこだわりスーパーに提供するほか、京都・和束のお茶で日本文化をアピールする。

　「欧州のツアー会社で働いていましたが、ひょんなきっかけでパン会社に関わるようになりました。私の朝食はご飯で、パンも焼けません」と笑うのは、山岡和美社長。社長に就任して１０年。競争の厳しいパン業界で注目の元気企業だ。

　大阪府摂津市南別府町の本社工場で、無添加、フレッシュバターなどこだわりの原料を使ったパンを製造。食材にこだわるスーパー、有名レストラン、ホテルなどに供給する。「素材にはこだわりますが、コストも考えて納得いただけるパンを提供しています」と。

　一般消費者向けには、ルヴァン・カンパーニュ専門通販サイト「デ・リール」を運営。食事と一緒に食べる欧州スタイルのパンをメインに配送・宅配便で提供する。

　山岡社長は、ユーザーとパン職人の間でニーズにマッチしたパンをプロデュース。平成２６年のカリフォルニア・レーズン協会第23 回ベーカリー新製品開発コンテストでは、京都和束産ほうじ茶を使った和風レーズンで大賞を受賞した。

　茶葉の消費量が減少する一方で、煎茶の魅力を伝え、「日本の食文化でもある急須でお茶をいただく習慣を復活させたい」と、和束流おもてなし煎茶師制度を運営しているさまざまなイベントに取り組む。オリジナルの和束茶を有名ホテルにも提供するほか、煎茶の販売も始めている。