野洲サルベージ(TEL;077・588・0438)は、移動式クレーンを運転手付きでリースする。クレーン建設業では世界初のISO9001を取得、“安全を売る”をブランドに、観光バス事業、ゴルフ練習場事業にも参入、元気経営を進める。
「昭和40年代の半ば、琵琶湖総合開発がきっかけで父が創業しました」と、木村靖社長。滋賀県野洲市小篠原に本社を置き、13トンから450トンまでのクレーン約60台を保有。グループ全体の従業員は110人。
西日本をメインに東海、北陸地方に事業を拡大する。その一番の強みが“安全作業”だ。15年前には、この業界では世界でも初めてISO9001の認証を取得した。
クレーン作業計画設計でのISOで、工事図面からCADでクレーンをどの位置に置いて作業すべきかなど、“安全の品質”を追求する。毎朝安全に対する基本、要件、確保、意識改革を確認、安全の大切さを周知徹底。パンクなどの小さな事案でも情報を共有。一方、品質推進委員会を発足し安全のシステム化を図る。
平成3年からグループのびわこ観光バス㈱で観光バス事業に参入。15台の観光バスを所有し、安全性評価認証(日本バス協会)での最高ランクの3つ星を滋賀県では先駆けて取得した。
このほか、㈱希望ヶ丘スポーツプラザではゴルフ練習場も運営する。安全性、機能性、顧客サービスを考えた一味違う戦略を打ち出し、“安全”をキーワードに安定した収益を上げている。
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