大垣市のフジ精密(TEL;0584・73・5950)は微細部品の外観検査を得意とするアウトソーシング会社。懇親会など社内の飲みニケーションを奨励し、コミュニケーションを推進。社員の定着率が改善、業績も好調だ。
160人の社員は4つの事業所に分かれている。整理整頓された本社オフィス内は、会社の課題やマスト項目など、大きな掲示物で事業所メンバー全員が共有する。
本社玄関にはサンクスカード枚数が掲示され、小さな“ありがとう”を推進。社外者との名刺交換後にはサンクスハガキを出状する。「課長クラスは1カ月25枚以上が目標です」と増田一仁課長。
会議等に遅刻すると罰金規定が適用され、「会議終了予定時刻を過ぎると司会担当者の罰金もあります」と吉田勝行部長。社員手帖には経営理念や朝礼運営、教育方針のほか、飲みニケーションのページもあり、経費支給規定が掲載。
毎月のマスト項目では、部門内懇親会や個別に一献、悩みなどを聞いて相談に乗る「サシ飲み会」。さらに年数回グループと全体の懇親会を実施。「家族的な雰囲気で笑いが絶えない」と清水マチ子副社長。
1人1回3000円以下、回数制限もあり、フェイスブックに写真、領収書等を添付して経費精算、これまで溜った罰金も充当される。「社員の一体感が育まれ定着率が大きく向上した」と清水章社長は話す。
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