竹原編集長の明るいコラム

『京都から学ぶ地方創生』(Free)

2017年3月 4日

◎日本酒で乾杯

京都で開かれる懇親会に参加すると、大阪とはちょっと違った雰囲気があります。さすが、京都やなと思ってしまいます。
その1つが乾杯です。普通大阪では、乾杯と言えばビールですが、京都は違います。日本酒で乾杯をします。京都市の条例で、乾杯は日本酒でしないといけないことになっているのです。

◎和歌山ならミカンジュース

だから、皆さんは当たり前のように日本酒で乾杯されます。確かに、京都は伏見に酒蔵がたくさんありますからね。日本酒で乾杯をすると、ボクのように大阪からやってきたものには新鮮さがあり、地域に密着の雰囲気が高まって良いと思います。
それぞれの地域の特産品での乾杯。なかなか面白そうです。九州なら焼酎で乾杯、東北地方では地酒で乾杯、和歌山ならミカンジュースで乾杯。最近はノンアルコール、ウーロン茶で乾杯もありますからね。

◎大阪は笑で乾杯??

それなら、大阪はなんで乾杯したら良いのでしょうかね。たこ焼き、お好み焼きの粉ものは無理。大阪らしいドリンクってなんやろか?ソースもアカンし…。
ここは、ドリンクではなく、なにか大阪らしい、笑わせる乾杯が大阪らしいかもしれません。ある会合で、「乾杯の前に一言お願いします」と司会者がおっしゃったら、ホンマに「ひとこと」と言って乾杯されたそうです。

◎和服姿も目につく

まあ、ちょっと脱線しましたが、京都らしさということです。懇親会でもう1つ目につくのが、和服姿の参加者です。大阪でも女性の参加者の中には、着物姿をチラホラ見かけます。が、男性の着物姿はほとんど見かけません。
でも、京都では意外に和服姿が多いです。京都市長も基本は着物ですよね。スーツの人とも違和感がなく、さすが京都らしいと思ってしまいます。

◎スニーカー、パン食の革新性

中には、着物姿で足もとはスニーカーという人もおられます。それはおかしいとは、誰も言いません。逆に、新しいファッションみたいなところもあり、自由です。
京都は、もともと西陣の着物業界が産業を支えてきました。着物は京都の伝統であり、特産品でもあります。その着物姿に、スニーカーでもOK。関係ありませんが京都の人は大半、朝はパンだそうです。新しいことを受け入れる革新性があるのですね。

◎地域密着の思いが強い

お酒にしろ、着物にしろやはり京都人は、地元を大事にされているのです。大阪の企業は会社が大きくなると、ほとんど東京へ行ってしまいましたが、京都の大手企業はどこも東京に本社を移さずに地元で頑張っています。
京都人だけでなく、京都の企業も京都を大事にされているのです。地方創生が叫ばれている中、地域密着の思いが強いのです。
時々、地方に出向いて講演しますが、人口はどんどん流出し明るい話題はあまりありません。嘆かずに、京都方式を学ぶです。

◎地方の特色をアピール

京都の地域密着活動を参考に、地方の衰退を嘆かずに、何か工夫すべきです。人が集まるところで、地元の特色をもっとアピールしましょう。乾杯、ファッション、あいさつ、案内掲示板など、まだまだ工夫できることいっぱいありそうです。


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