竹原編集長の明るいコラム

『きな粉ビジネスで会社も元気』(Free)

2017年5月27日

◎モノあまりの時代

 時代とともに、ビジネスがどんどん難しくなっています。昔は、物不足でしたらから、商品をうまく仕入れると、後は飛ぶように売れました。営業は要らないのです。
商品さえ集めれば、勝手に売れてくれました。でも、今は違います。物あまりの時代は、売ることを考えないと行けません。日本モノづくり企業の衰退も、つくることばかりに、集中し過ぎてしまったことが、原因の一つになっているのかも知れません。

◎電子部品から食品工場に

だから、中小企業も、昔とは違って難しい経営を強いられています。先日取材しました会社は、以前は電子部品関係のモノづくり企業でした。が、 最近、事業転換されて新しいビジネスを始めておられました。
電子部品から食品工場に変更されたのです。国産大豆のこだわりのきな粉や豆菓子を製造販売。さらに、手づくり団子の店も運営、きな粉ビジネスを広げておられました。

◎一貫生産体制を構築

「特別栽培した国産大豆にこだわっています」と、社長さん。流動式焙煎機、粉砕機・ふるい機、ブレンダー、自動計量袋詰め機などを設置。大豆をきな粉にするまでの一貫生産体制を構築。皮も一緒に挽いたほんのり甘いきな粉が特色です。
このこだわりのきな粉を、ほかの食品メーカーに供給されます。さらに、自社でもオリジナルブランドを立ち上げ、一般消費者向けの商品も製造販売されています。

◎団子のお店もオープン

具体的には大豆を原料に煎り大豆、手あげ豆などのおつまみも商品です。産直市場、道の駅などで販売されています。
さらに、「きな粉屋さんの手づくり団子」をキャッチフレーズに、団子店もオープンされました。最近、きな粉だんごが人気で、大阪市内でもお店を見かけるようになっています。

◎楽しそうな雰囲気

こちらも、その流れに乗ってきな粉だんごの店を始められたのです。手づくりした団子を蜜に浸し、こだわりのきな粉をまぶすと、絶品きな粉だんごの出来上がり。駅周辺で不定期での販売、道の駅、イベント販売などをされています。
社長さんも、店頭でのきな粉だんごづくりを手伝っておられました。なかなか、お上手にだんごを作られます。何よりも楽しそうな雰囲気です。

◎きな粉派生商品充実

消費者とのコミュニケーションが嬉しいそうです。「主婦の方が美味しいと言ってくれると、元気になります」と。下請けでは味わえない、お客様の声が直接聞かれて、喜んでおられました。
また、きな粉を使うわらび餅や、あずき団子、よもぎもちなども和菓子も商品化、最高級のきなこを武器に、きな粉派生商品を充実しようとされていました。きな粉ビジネス、まず会社が楽しくなっていました。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113