◎新技術は世の中を変える
新しい技術は、世の中を大きく変えることになります。でも、開発された当初は、ほとんどの人はあまり気にしていません。しばらくすると、その技術は世の中を変えるほどの大きなエネルギーになります。
いち早く気づいた人は、その波に乗って成功します。でも、気づかなかった人は、その波に乗り遅れて取り残されてしまいます。
◎気軽に空の映像を
新しい技術が出てくると、「これってうちの業界に関係するか?」と、いち早く考える必要があります。
その1つにドローンがあります。気軽に空から映像を撮影できます。ボクも時々、テレビに出さしてもらっていますが、そこでもドローンが使われるようになってきました。
◎太陽光パネルの空撮
ある牛乳工場では、屋根に太陽光パネルを敷かれました。室内温度を下げられたほか、売電で収入も増えました。その映像を撮るのにドローンを活用させてもらいました。
空撮は以前ならヘリコプターや軽飛行機を借りてやらないと、出来ませんでした。今はドローンで簡単に撮影。テレビの映像を見ていると空撮が増えています。
◎測量会社がドローンに力
そのほとんどは、ドローンが登場し、手軽に安く空撮が出来るようになったからです。多分、飛行機を使った空撮の仕事は、以前に比べると大幅に減っていると思います。
先日は測量会社に取材しました。そちらの会社では、ドローンを活用したビジネスに力を入れ出しておられました。2代目の若い社長です。ドローンの機能にいち早く気づかれたのです。
◎ドローン6台購入
「今後の測量業務にドローンの力が大いに発揮できると思い、ドローンを活用出来ないか考えるようになりました」とおっしゃいます。3年前から、ものづくり補助金などを活用して中型のドローン2台を購入、測量にドローンの活用を始められました。
今では、練習機を含めて小型から大型まで6台を保有、国土交通省の認可を受けた登録者は4人もおられます。補助金も活用もありましたし、もう1つは従業員の助けもあったのです。
◎ドローン趣味の従業員
たまたま従業員の1人が、全国のダムを撮影する趣味を持っていたそうです。その撮影のため、ドローンをいち早く活用されていました。
通常、ドローンを活用しようとすると、機種選びから操作方法など、基礎から学ばないといけません。でも、ドローンに強い従業員が居たおかげで、操作方法などを手軽に教えてもらえたことも良かったのです。
◎正確な測量、リスク回避
測量会社の中でも、いち早くドローンを導入されました。山崩れが発生した際には、被害の状況をつぶさに撮影、災害状況の把握にこちらのドローンが活躍しました。
ドローンで計測した3次元データは、そのままパソコンに取り込むことができます。これまでなら、作業員が測量棒を持って現場に入って、実測しなくてはなりません。ドローンは、リスクを回避し、正確に測量出来、安全性につながると言われます。
◎ドローンの活躍いっぱいありそう
測量だけではありません。太陽光パネルの点検、空撮などのニーズに加えて、カワウなどの鳥害にもドローンを活用するユニークな仕組みも開発されました。
多分、2-3年後には測量会社の大半がドローンを使うことになると思います。空撮、測量だけでなく、復旧工事などドローンが活用出来る場所はまだまだいっぱいありそうです。
アマゾンではドローンを活用した宅配サービスも研究されているそうです。ドローンビジネスはこれから大きな花を咲かせそうです。
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