金 田 土 木(TEL;078・936・0719)は、仕入先、協力会社と社員を大切にする会社。協力会社が集まった「金成会」活動で結束を固める 一方、社員には給料日弁当付きで現金手渡し、“情”を重視した温かい経営を進めている。
明石市大久保町八木に本社を置き、金田文太郎社長が創業し来年45周年を迎える。さくら建設とのグループ経営を展開、年商は約6億円で、従業員は34人。
「以前は民需の仕事もしていましたが、今は公共工事が大半、兵庫県や明石市の仕事が中心です」と、金田孝行常務。地域密着の堅実な経営を進めるており、そのベースにあるのが地元の協力会社だ。
材料仕入先、レンタル会社、ガソリンスタンド、自動車修理工場、弁当店など28社で「金成会」を設立。「材料も全てこのメンバーから購入します。
仕事の発注もこのメンバーだけで、よそには発注しません」と、強い結束力が特色だ。
「材料不足で困っている時でも、メンバーが確保してくれました」と。メンバー間で情報共有し仕事の融通など、ビジネス交流を深めている。「金成会」では、毎年7月に総会と1泊2日の親睦旅行や毎年2回の食事会などを開催している。
月末の社員給料日は、全員が本社の会議室に集合。安全教育や会社の現況など情報を共有。金成会メンバーの弁当を購入して、現金の入った給料袋とセットし、社員に手渡しする。取引先、社員との交流を深め、地元密着の経営で10年以上は黒字の堅実経営を実現している。
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