竹原編集長の明るいコラム

今こそ、未来発想を! (Free)

産業ジャーナリスト 日本一明るい経済新聞編集長 竹原 信夫

2010年10月30日

◎上海万博が大阪万博を上回る

上海万博が大阪万博の入場者数を上回るーという記事を読んで、大阪万博を改めて思い出しました。
ボクは当時大学生で、大阪万博の会場のなかでアルバイトをしていました。

朝日新聞社のカメラマンの助手という仕事です。助手といっても、カメラ撮影のお手伝いといったカッコええもんではありません。
三脚を運び、カメラマンからフィルムを預かって、プレスセンターに急いで戻るといった”運び屋“の肉体労働ばかりでした。

◎サンヨー館をプロデュース

でも、ヒマを見つけては各パビリオンを回って、大阪万博を楽しませてもらいました。
新聞記者もエエ仕事やと思い、翌年には産経新聞(サンケイビジネスアイ)に入社することになりました。

先日、ベテランの工業デザイナーさんを取材していたら、大阪万博の話題にぶつかりました。
そうしたら、なんとこの方はサンヨー館のプロデュースを仲間とされていたのです。

◎話題呼んだ人間洗濯機

当時、松下館と並んでサンヨー館も企業パビリオンとして大変な人気がありました。
なかでも記憶にあるのが人間洗濯機でした。

3種の神器として、衣服を洗う洗濯機が普及していました。
そこへ、人間をキレイにする洗濯機が登場!マスコミでも話題になりました。
「あれは僕らがつくったんです」とおっしゃいます。
すごい人だと尊敬してしまいました。

◎健康カプセルも

「当時、サンヨーのデザイン部に在籍し、通常のデザインの仕事をしながらパビリオンの構想を練りました」と話されます。
今のように組織もかっちりしたものではなく、みんなアバウトな組織のなかで仕事をしていたようです。

それだからこそ、人間洗濯機といった発想が生まれたのでしょう。
実際、その後、人間洗濯機は100台程度製造されたそうです。それ以外にも「健康カプセル」なども展示されましたが、現在、美容カプセルとして商品化されています。

◎工業デザイナーは未来学者

大阪万博で未来を予想した家電製品が、その後、現実のものになっているのです。
当時のデザイナーさんは、未来学者でもあったのです。

万博当時作成された未来の家庭をイメージしたマップを見せてもらいました。
40年前の予想、今のデジタル社会を結構的中させていました。

◎創意工夫が大事

この方は、今も現役で工業デザイナーとして活躍、中小企業の商品づくりをサポートされていました。
「経営者は守りの経営をしたらアカン。先を見て創意工夫することが大事です」とおっしゃいます。

今こそ、30年ー40年先の世の中を予測する未来発想が必要だと思いました。


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