竹原編集長の明るいコラム

『日本の大企業は大丈夫?』(Free)

2017年10月21日

◎大企業がおかしい?

大手企業の不祥事が止まりません。あれだけやかましくコンプラ、コンプラ言っているくせに、日産自動車に続いて神戸製鋼所が品質データ改ざんが露呈しました。
社長さんが記者会見で謝っておられましたが、社長さんだけの責任ではありません。ずっと以前から、隠されてきたのでしょう。日本の大企業が間違いなくおかしくなっています。

◎中小企業の社長に興味

ボクも大手企業への取材が面白くなくなり、それがきっかけで中小企業の取材。というよりも、中小企業の社長さんの取材に興味を持つようになりました。その流れで、新聞社を辞めて自分で中小企業に特化した新聞をつくったのです。
中小企業の取材では、まずは広報担当者がいません。社長だけです。何を言おうと、全く遠慮されません。こっちも、面白いのでノリノリで取材します。

◎新聞記者も総会屋も一緒?

でも、広報担当者がいないので、こちらで考えて「このくだりは書かないでおこう」と、自主規制してあげます。新聞記者もアホではありません。相手の立場も考えて記事にします。
実は、昔の大企業もそんな感じでしたね。広報もありません。総務課か秘書課がその役割を果たしていました。総務課は総会屋も担当しており、新聞記者もほぼ同等のポジションでしたな。

◎忖度して記事に

役員さんに会うには、取材のアポも要りません。秘書室にぶらっと入り、「誰か役員いたはります?」と、ノンアポで会うことも出来ました。
まさに、今の中小企業と同じ。役員さんも中小企業の社長のように豪快で、ベラベラ喋ってくれます。ボクらはその中から、記事にして良いものを“忖度”して、記事に仕上げていました。

◎中小企業はコンプラ必要ない

だから、その役員さんとも長い良いお付き合いが出来ました。多分、今はそんなメディアと企業の信頼関係築かれていないのでないでしょうか。
中小企業の取材の中で、コンプラの話題はあまり出てきません。中小企業はコンプラも考えない。金儲けのために突進しているからと思われそうです。一部にはそんな会社もあるますが、本当はそうではないのです。

◎周りを大事にする経営

コンプラ、コンプラと言わなくても、ちゃんとやっておられるので、コンプラの言葉がないだけ。「うそをつくな」、「キレイに片づけなさい」と言うのは、うそをつくから、汚いからです。
元気な中小企業の社長さんは、お客様に喜んでもらう、社員をハッピーにしたい、地域を元気にしたいと言われます。お金儲け、効率よりも大事にされます。だからコンプラがないのです。

◎コンプラに違和感

カタカナの“コンプライアンス”には、ボクはどこか違和感を感じます。法令遵守の前にお客様を喜ばす、社員を幸せにする、地域を元気にしたいという経営者の気持ちが大事です。
元気な中小企業の社長さんは、この気持ちをしっかりお持ちです。経済は経世済民です。受刑者を積極的に採用されている中小企業社長の呼びかけで、大手企業も動き始めました。

◎利益、効率では生き残れない

障がい者を活かした活動を積極的にされている中小企業もたくさんあります。売り上げ、利益、効率ばかりを追う経営姿勢を改めるべきです。そうしないと、日本の企業はホンマに生き残れないと思います。


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