竹原編集長の明るいコラム

『原点回帰のモノづくり』(Free)

2017年10月28日

◎確信犯的な大企業不祥事

会社は何を目的にしているか?いつも考えさせられるテーマです。とくに、最近の大手企業のデータ捏造、無資格者による検査などは、確信犯的な不祥事です。
こうした不祥事があると、記者会見などでよく言われるセリフ。「あってはならないことが起こり、申し訳ありませんでした」と、ペコンと頭を下げて謝るスタイル。
あってはならないという言い方に、我慢が出来ないくらい、腹立たしく思っています。

◎技術力、品質でも凋落が

とくに、日本のモノづくりは、「メイドインジャパン」のブランド力に見られるように、世界でも高く評価されてきました。経済力では中国に先を越されましたが、技術力では世界一を自負して来ました。
その技術力、品質でも凋落が始まったのか。いやいや、一部企業の特異な現象に過ぎないのか?難しい状況に、今日本の大手企業があるようです。

◎一筋の明るい光

そんな嫌なムードの中で、本田技研工業の小型オートバイ、スーパーカブが世界生産累計で1億台の大台を突破したというニュースが流れました。まさに、暗いモノづくりのなかで一筋の明るい光です。日本が世界に誇るスーパーカブです。
街を歩いていますと、あっちでもこっちでもスーパーカブと出会います。先日、テレビを見ていたら、カブの産みの親でもあります創業者の本田宗一郎のインタビューが流されていました。

◎本田宗一郎のスーパーカブ

そこで、そば屋の出前を自転車より、もっと早く素早く届けられる乗り物。小さくても馬力のあるオートバイを作りたかったというようなことをおっしゃっておられました。
若い頃の本田宗一郎さんです。失礼ですが、ボクが普段取材しています中小企業のオッチャンと風格あまり変わりませんね。まさに、中小企業の社長さんでした。

◎松下幸之助の家電も

良いオートバイをつくって、そば屋、新聞配達、郵便局で働く人をさらに喜んでもらいたいという熱い思いから開発したのです。パナソニックの創業者松下幸之助さんも同じようなことをおっしゃっていました。
昔は主婦が家でしなければならない家事がいっぱいありました。掃除、洗濯など…。それを何とか楽にしてあげたいと。そんな思いから、水道の水のように、家電製品を安く大量に提供する事業を始めたのです。

◎お客様を幸せを願う

そこには、お客様に喜んでもらいたい、役に立ちたいというお客様を幸せにする熱い思いが感じられます。お客様を満足させるというより、さらにその先にあるお客様の仕事をよりスムーズにさせて、お客様をもっと儲けさせてあげるという思いがありました。
自分が満足し儲けるのではなく、お客様に儲けてもらうお客様成長の支援でした。本当にお客様のことを考えると、まず迷惑をかけるようなことをしないことです。

◎お客様を幸せに成長

日本のモノづくり、もう一度原点に戻りましょう。お客様を幸せにし成長させましょう。


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