松本運送(TEL;078・822・3621)は、リアルタイムで運転状況が把握できる安全運行管理体制を構築、半年間安全認定ドライバーに3万円の褒賞制度を導入した。また、顧客への提案も積極的に行う元気企業だ。
神戸市東灘区御影塚町を拠点に約80台のトラックを保有、新聞・チラシ配達、引越業務などの運送業を行う。いち早く15年前にデジタル式の運行記録計デジタコ(デジタルタコグラフ)を導入するなど、運行管理に力を入れている。
本社と営業所間もネットでつなぎ、運転免許書の確認、ドライバーのアルコールチェックなどの安全対策も徹底。さらにGPS、ドライバー目線とドライバーを映す2つのカメラを導入、ドライビングレコーダで運行管理する。
今回、こうした情報をもとにドライバーの無事故、無違反だけでなく安全運行などの約30項目を設定。規律をしっかり守っている優秀ドライバーを表彰する制度を設け、9月からスタートした。
半年間のチェックで優秀運転ドライバーには3万円の褒賞金を提供。ドライバーは約80 人。「何人になるか分かりませんが、多くのドライバーにもらって欲しい」と、松本賢吾社長は期待する。
松本社長は、主要顧客先の大手新聞社に新聞購読者に地元特産品の割安提供サービス、引越ではネットの活用、冷凍商品が解けないクーラーボックスサービスなどユニークなアイデアで顧客を広げている。
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