こあみなか本店(TEL;078・851・3510)は、神戸市灘区高徳町5丁目にある街の酒屋さん。日本酒とワインをメインに、家族が一丸となって、お客様の好みのお酒を提供、ファンを広げている。
小網中祥次さんが創業、今年50周年を迎えた老舗の酒店。現在は2代目の平松宏之さん、規佐子さんご夫妻、3代目の榎本健志さん、有理佐さんご夫妻が中心となり家族的経営を行う。
「以前は立ち飲みもやっていました。その後、安売りのお店が乱立する中で、よそがやらない日本酒とワインを中心にしたお店に改革しました」と。日本酒では、ナショナルブランド、ブームになったような地酒は避け、自分たちが本当に美味しいと思ったお酒を探し出す。全国約50の蔵元から約100ブランドを仕入れる。
一方、ワインはフランス、ドイツ、イタリア、スペインなど世界のワインがそろう。輸入業者と一緒に現地のワイン醸造所を訪れる熱心ぶり。店内には約5000本を保管。家族全員が日本酒、ワインに対して、酸味や香りなど独自の好みを持つお酒好きのプロフェッショナルだ。
お客様の9割以上が家族と相談、日本酒やワインを購入するという。お店の“お任せ”で毎月購入する個人客も多い。レストランや料理教室などからも、メニューに合うワインの注文もある。
お客様に徹底的に信頼され、リピーターと口コミで堅実な経営を実現している。
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