竹原編集長の明るいコラム

『会社と経営者、品格を高めよう!』(Free)

2018年1月21日

◎戦後、立身出世がパワー

戦後、日本の経済を発展させた原動力は、日本人の勤勉さ、能力とともに、貧困から抜け出し、金持ちになりたいという熱い思いでした。貧しい家に生まれた子供が、奉公に出て商売を学び、大成功するという物語です。
立身出世が日本人のパワーでもありました。豊かな社会になってしまった最近では、大成功して大金持ちになりたいというより、慎ましく安定した生活を望む若者が増えています。

◎社会に良いことをしたい

仕事に取り組む姿勢が、時代とともに変わっているのです。でも、これは決して悪いことではありません。
働く社員の姿勢だけでなく、経営者のビジネスに対する考えも、時代とともに変わって来ました。金儲けが目的ではなく、従業員の幸せや取引先、社会に良いことをしたいという経営トップが増えているのです。

◎2代目さんの苦悩

2代目さんが集まった会合で、以前、こんな質問を受けました。「ある時、厳しい創業者の父にお客様より、まず従業員を大事にせなあかんのんと違いますか?と聞いたんです。えらい怒られました」と。
お父さんは、「バカモン、おまえ誰のお陰で飯が食えていると思っているんや?お金を払ってくれているのは、従業員やない。お客さんやで。従業員には金を払っているんや」と、言われたそうです。2代目さんは悩まれたそうです。

◎人よりフォークリフトが大切

確かに昔は働くところがありませんでした。人間がフォークリフトの代わりをしており、経営者はともすれば、人よりフォークリフトが大切な時代でした。
今は人手不足の時代。こんな考え方の経営者は、ブラック企業と言われ、社会から追放されますし、従業員が本気で仕事をしてくれません。会社は人です。元気な会社にはなりません。

◎何のために会社はあるか?

何のために会社はあるのか?お金儲けだけのためにあるのではありません。もちろん、従業員だけのためでもありません。
お客様、取引先、本社のある地域の人から、「エエ会社やな」と周囲から言われる会社にしないと行けないのです。そのためには、何か良いこと、社会に役立つことをしないといけません。

◎欧米では利益の15%が寄付

実際、社会に役立つことをしておられる中小企業、経営者はたくさんおられます。本社周辺の掃除活動、神社仏閣への寄進、障がい者イベントへの協賛など、隠れたところでの善行もたくさんあります。
欧米では利益の15%を寄付やボランティア活動に使うのが常識だそうです。お金の儲け方も大事ですが、お金の使い方もしっかり考えないといけません。

◎お金の使い方で評価

お金の使い方で、会社や経営者が評価される時代になっています。ちょっとだけ、エエことして、会社と経営者の品格を高めましょう。


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