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実践!モノづくり革命 世界から集めた優秀な技術者 現場作業員のスキルアップ 女性社員の活躍  今年118日の休日

能瀬精工 

2018年3月 1日



 能瀬精工(TEL;072・977・3855)は、世界から集めた優秀な技術者、現場作業員のスキルアップ、女性社員の活躍などで高付加価値のモノづくりを実現。全員正社員で、今年は118日の休日を実現。国が進める人づくり革命、生産性革命を一歩先を行くモデル企業だ。

 「創業以来、よそとは違う発想でモノづくりに取り組んでいます」と話すのは3代目の能瀬博社長。“より良い製品はより良い人材から”と人づくりに取り組む。

 社員は100人で、パート社員や派遣社員は置かず100%正社員。中央技術研究所のスタッフ18人のうち半数近くが韓国、中国などの外国籍。世界トップレベルの香港大、ニューヨーク州立大、京大、神大出身者だ。

 「早く外国人採用を始めたことで、世界から優秀な人材を確保出来ました。その能力を活かし品質向上、生産の効率化を実現しています」と。3D設計、画像処理技術、IoT、測定機や生産設備の自社開発、自動化・無人化を進めたスマートファクトリーに力を発揮する。

 一方、“ものづくりマイスター”の指導を受けて、現場技術の底上げを図る。技能士の国家資格取得費用は全て会社負担。延べ56人が取得し、2級以上は17人に上る。2-3年以内には2級以上が半数の50人を超える勢いだ。

 女性社員は56人で、モノづくりでは珍しい男子社員を上回り女性の活躍が目立つ。国籍、年齢、男女平等のダイバーシティ経営に取り組む。本社にはLGBTやイスラム社員向けの化粧室や休憩室も完備。

 人づくり政策が高品質、高付加価値製品づくりを実現。年商は約30億円。海外に工場を出さずに、経常利益率約30%の驚異的な高収益体質を作り上げた。

 人材不足どこ吹く風で、有給休暇取得率も79%に上り、2018年は前年より3日多い118日の休日を計画。残業は平均1日1時間に抑え、ゼロ残業を目指している。見晴らしの良い社員食堂の昼食代は無料。iPS細胞研究基金への寄付など社会貢献活動も積極的に行う。

 「これからは海外に留学している優秀な日本人の採用にも取り組む。優秀な人材をバックに次世代の柱になる新商品を開発したい」と、規模は小さくても大手には負けない人づくり、モノづくりを進めている。


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