竹原編集長の明るいコラム

『生産性革命は利益だけではない!』(Free)

2018年3月 3日

◎AIでビジネス変わる

本当に今は変化が激しいです。これまでうまくやって来れたビジネスも、何か大きな技術革新が起こるとあっという間に、ビジネスできなくなってしまいます。
今言われていますAIだって、そうです。AIの出現で多くのビジネスが生まれますが、同時に多くのビジネスが無くなってしまうリスクがあります。

◎ビジネスが成り立たない

AIで完全自動運転の世界が誕生すれば、物流での人材不足が一挙に解決します。が、ドライバーは職を失うことになってしまいます。
時代の流れをしっかり見ておかないと、ビジネスが成り立たないことになってしまいます。先日、取材したのは町の印刷会社さんでした。

◎低価格より地域密着

この業界もデジタル化が急速に進み、インターネットで安く印刷業務を引き受けるところが出てきました。このため、従来通りのことだけしかされて来なかった会社は、廃業されるなど厳しい状況に追い込まれています。
先日、取材に訪れた印刷会社さん、お父さんの後をお母さんと娘さんが引き継ぎ、元気な経営をされていました。その秘密は、安い印刷で仕事を取るのではなく、地域密着で仕事でした。

◎まずは地域を盛り上げたい

地域貢献を全面に出して仕事をされています。それぞれの地域には、特色があります。自治体でも町おこしに積極的に取り組んでおられます。
こちらの印刷会社さんも、たまたま地元出身の俳人の印刷物を担当されたことで、地域貢献の目覚められ、いろんなイベントを応援されるようになりました。まずは、地域を盛り上げようとされました。

◎紙カフェをオープン

そして、印刷から出る紙などの端材を安く地元に提供するフリーマーケットを開催。紙細工、ミニ絵本制作のワークショップもひらかれます。春と秋に開催、毎回400人程度集まるそうです。
また、娘さんは紙製品の雑貨販売とお茶が出来る紙カフェもオープンされました。これだけではありません。

◎「堺柄」を作成

堺の土産物を応援したいと、古墳、自転車、刃物など地元堺らしいモチーフ19種類を図案化。「堺柄」を作成、商標登録を取られました。
堺の商品、製品企画に広く活用してもらうプロジェクトです。企業や自治体関連がブックカバー、パッケージ、イベントチラシなどに採用。地元の地域貢献に役立っておられます。

◎地域密着がビジネスにも

こうした地域密着の活動がビジネスにもつながります。堺柄のモチーフはフリーで利用出来ます。が、印刷物にされる場合はこちらの印刷会社さんでの印刷が条件です。
そうすることで、印刷物の受注につなげられます。それぞれの町の特色。農産物、工業製品、有名な人などを図案化して、町の人みんなに使ってもらう。

◎印刷会社の仕事は?

町の活性化にもなるし、図案を活用してもらえれば、会社の仕事にもつながります。
印刷会社の仕事は、印刷だけではありません。町の付加価値を上げるのも、印刷会社さんの大きな仕事です。

◎地域の元気づくりを応援

地域密着で地域の元気づくりを応援。地域が賑わうと印刷の仕事が増えてきます。それが、結果として会社の元気づくりにもつながるのです。
利益は後からです。生産性革命は利益を上げることではなく、お客様の役立つことをどうやるかです。


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