大阪紙器工業(TEL;072・695・1111)は、今年10月に創業90周年を迎えるのを機に100周年プロジェクトを始動。必要なヒト・モノ・ココロが自然と集まる“一流会社”を目指した大改革に挑戦する。
2015年に本社を大阪市内から高槻市宮田町の高槻工場内に移転。ダンボール箱のイメージをした本社事務所を建設、さらに昨年夏には食堂・休憩室もダンボール風に新設した。
「ずっと同じことをしていては生き残れません。知恵を出し工夫し、マーケティング、ブランディングして差別化しないと」と4代目の平田顕社長。創業家ということで、6年前に社長に就任。それまでは企画デザイン会社などを経営、世界をまたに活躍するビジネスマンだった。
「以前とは全く違う地味な世界。会社をアピールしたい」と。高槻ジャズストリートなど多彩なイベントに協賛。富田北駅宮田線拡幅工事完成ではダンボール巨大迷路などの地域交流イベントを開催。社会貢献活動にも積極的に取り組む。
今年は創業90周年、設立70周年、創業者の生誕110年と節目の年に当たる。そこで今後10年後を見据えた「100周年プロジェクトチーム」を発足、会社の大改革に乗り出した。
福利厚生、設備投資に力を入れる一方、社員の人間力を高め、地域から「 さすが!」と言われる“一流会社”づくりに挑む。「 社員が自分の成長に喜びを感じ、仕事が楽しい会社にしたい」と、社員の幸福が集まる会社を目指している。
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