マツミ(TEL;0120・860・488)は、男性社会の建築業界で、宮脇美樹専務を先頭に“建築女子”が大活躍。会社のイメージアップ、社内外のコミュニケーションづくり、新規事業開発にも貢献、今春には初の新卒女子も入社する。
「最近、会社が大きく変わりました。驚 いて います」と話すのは、実松大輔社長。きっかけは8年前に入社した宮脇さんだ。以前エステサロン、研修事業の会社を経営していたが、パート社員として入社。その後、活躍が認められ、現在は専務として社長の片腕的な存在。
『親兄弟の建物と思って塗らせて頂きます』。創業者の先代が使っていた言葉。2代目の実松社長もよく現場で発言する。それを聞いた宮脇専務が、「皆んなが納得する言葉」と、キャッチフレーズにし、名刺などでアピールする。
昨秋からは宮脇専務と事務の原里恵さんが、工事現場を回って男子社員をねぎらう。現場での女子社員の訪問で現場がギスギスせずに心が和むほか、インスタグラムで発信することで男子社員のモチベーションもアップ。
現場で女子社員がお客様と交流し、情報収集。測量事業、コンクリート剥落検査事業などの新規事業進出を実現した。「女性の発想や感覚が建築の仕事に新風を巻き起こしている」と社長は絶賛。
この4月には大卒、高卒女子各1人の採用が確定、さらに大卒2人の採用も検討中。人材不足の解消に建築女子が一役買っており、元気経営を支えつつある。
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