竹原編集長の明るいコラム

『知恵で人材不足を解消!』(Free)

2018年3月31日

◎人材不足が深刻化

中小企業の人材不足が深刻化しています。景気も少し上向いてきた来たこともあり、久しぶりに新卒採用に踏み切ろうと思われているのです。日本の企業は、みなさん同じように思われて行動に移されます。
そこで、大学への求人募集が殺到しています。あまり大学とのネットワークが少ない会社なら、冷たくあしらわれて、本気で学生を回してもらえません。

◎人手不足どこ吹く風風

でも、ボクが取材した町工場さんは、コンスタントに人材を確保。人材不足どこ吹く風で良い人材をたくさん集めていました。
その集め方が、やっぱり違いました。発想を変えると良い人材が確保出来るのです。こちらのモノづくり企業は、人づくりも上手でした。

◎女性社員が活躍

まず、人材の大半は正社員。派遣社員はおられません。そして、モノづくりでは珍しく女性社員が半数以上を占めていました。
女性社員はパートさんのような軽作業を行うのではなく、男子社員と同じレベルで現場作業を任されています。モノづくりの国家資格にも男性と同様に果敢に挑戦されていました。

◎研究開発は外国人

まずは、モノづくり現場で女性を活用、戦力にされていました。さらに、外国人もたくさん雇用されています。実習生として外国人を使う会社も増えていますが、この会社はちょっと違います。
こちらの外国人は、現場の労働者ではなく、最先端の研究開発のスタッフでした。世界トップレベルの大学を出たエリートばかりで、同社の技術開発の要になっています。

◎LGBTの人材も

イスラム系の人もいるので、ハラール対応もしっかりされています。休憩室ではお祈りも出来るそうです。エリート外国人社員が研究開発を支えていました。
このほか、LGBTの人材も受け入れられます。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの性的少数者です。トイレも、LGBTの人のために特別につくっておられました。

◎中小企業は一流人材ムリ?

人材も探してみると、いろんなところに優秀な人材がいるのです。そんな優秀な人材を探し出して採用、こちらの町工場で力を発揮しているのです。
さらに、現在進めている新卒採用でも、ひと味工夫されていました。「中小企業やからそんな一流の学生は来てくれない」と、大半の方は思っています。

◎あえて国立の一流学生

「今は中小企業がわんさか普通の大学に求人に行かれます。うちなんか目立たないので、ほとんど反響ありませんな」と。そこで、こちらはあえて国立の超一流学生を狙われました。
そうしたら、超一流の学生さんは、大手企業ばかりの求人会社の中に聞いたことがない中小企業が混じっていると、逆に凄い興味を持たれます。問い合わせがたくさん来るそうです。

◎中小企業こそ魅力

優秀な学生は、大企業より中小企業に興味があるようです。将来は独立したいと思っており、大企業より中小企業の方が役立つと。
そんな優秀な学生は、大学で学んだ専門分野と違った仕事でも楽しくやってくれるそうです。こちらの会社には、大手企業でさえビックリするような超一流の人材がおられます。

◎優秀な人材で高付加価値経営

彼らが活躍して、技術力を磨き価格競争に巻き込まれない高付加価値経営をされていました。中小企業の人材不足。でも、知恵を出せば良い人材が採れます。発想を磨きましょう。


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