地元女性が呼びかけ
中小企業、支援センター協力
大阪府大東市在住のレズビアンと中小企業経営者そして大東市の中小企業支援センターが一丸となって、「LGBT応援プロジェクト」を立ち上げた。このほど革小物を商品化、LGBTの社会支援活動につなげようとしている。
プロジェクトのきっかけは、LGBTの当事者でもある井上鈴佳さん。元中学校、高等学校保健室の先生だったが平成27年に退職。その後、学校などの教育現場でLGBTの講演活動を行う。
「生徒さんや教育関係者に年間約50回講演して来ました。ダイバーシティとして経営者さんにも理解してもらいたい」と井上さん。活動を続けて行くにはビジネスをしなければと、大東ビジネス創造支援センター「D-Biz」に相談。
敏さん、ITアドバイザーの福本景子さんが協力し、地元でサイフなどの革製品をつくるGLC Japan(072・741・6341)に呼びかけて、プロジェクトがスタート。「活動に共感したのと販路開拓の期待もあり協力することにしました」と、LGBT支援で3者のコラボが実現した。
井上さんのアイデアを基本に企画、革製のコードホルダー、マグネットで簡単に留められるスケジュールクリッパー、小物入れポーチの3種類を開発。カラーもLGBTのマーク赤、黄色など6色にした。
クラウドファンディングMakuakで、資金集めに挑戦。3種類をセットにした3000円コースで販売。今後は井上さんも講演活動の中での販売を計画している。
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