◎人材確保に苦労
人手不足が深刻です。飲食店などでは、新規出店しようと思っても、スタッフが集まらずにオープンを延期するお店も出て来ました。飲食店だけでなく、工場でも人材確保に苦労されています。
先日、取材したのは滋賀県にある業務請負、人材派遣の会社でした。開口一番、社長さんは人材確保に苦労されていることを訴えられました。
◎辞めないフォローが仕事
「営業にはお客様回りを控えるように言っています。お客様から人材の要望を聞いてもなかなか集められませんからね」と、おっしゃいます。では、営業スタッフは何をしているか?
大手工場に派遣している人材が辞めないように、フォローされているのだそうです。それほど、人手不足が深刻化しているのです。世間では、そんなに好景気感は感じられないのですがね。
◎毎月九州へ人材集めに
大都市周辺では、なかなか人材確保が難しいので、社長さんは毎月1週間から10日間九州に出向き、人集めをされています。現地にパートナーを置かれて、スポーツ新聞などに人材募集を出して、なんとか人材を確保しようとされています。
それでも、月に1-2人程度集められれば良いとおっしゃいます。1人の人材を確保するのに、約50万円の費用がかかるそうです。でも、大手の人材募集広告に比べると安くすんでいる言われます。
◎感謝と返謝のおかげさま
人材をビジネスにされている会社だけでに、人を大切にした経営をされていました。そして、感謝と返謝のおかげさまを、経営理念にされていました。
感謝は良く分かりますが、返謝という言葉はあまり聞いたことがありませんでした。そこで、社長さんに返謝の意味をお聞きしました。
◎「くろじぞう」を製作
「ありがとう、といただくだけではダメです。感謝のお返しをすることも大事です」とおっしゃいます。感謝して、今度は感謝のお返しをする気持ちが大事だとおっしゃいます。
そこで、返謝の活動も行っておられます。その1つにユニークなお地蔵様がありました。プレゼント用ミニ地蔵「くろじぞう」製作されました。
◎黒字が増える地蔵
卓上用は有田焼で、かわいい雰囲気です。お客様に差し上げられています。さらに、近くのお寺には高さ60センチの黒地蔵も奉納されました。
実は、この黒地蔵ですが、ビジネスの方から“縁起物”として、人気を呼んでいるのです。黒地蔵には、「黒字増」の隠れた意味があり、経営者から喜ばれていました。
◎返謝のプレゼント
黒字が増えるお地蔵様です。これも返謝の気持ちを込めた最高プレゼントでした。縁起をかつぐプレゼント、いろいろありそうです。感謝で返謝しましょう
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞