竹原編集長の明るいコラム

ビジネスにはやってみたろ!が大事だ (Free)

産業ジャーナリスト、日本一明るい経済新聞編集長 竹原 信夫

2010年11月20日

◎研究バカの危険性

ボクは今、大阪大学の大学院生にビジネスの仕方を教えています。でも、経済学部の学生ではありません。
素材やロボットを研究しているバリバリの技術系の学生です。

彼らは普段は研究開発に取り組んでおり、あまりビジネスのことは意識されていません。
このまま大学生活を送り、将来、社会に出たときに研究バカになってしまう危険性があります。

◎ヒントはいろんなところにある

そこで、ビジネスのことを考える講座も必要ということで、ボクと元大手家電メーカーの人、会計事務所の人と一緒になって、講座を持たせてもらっています。
スターとして数年になりますが、院生にとっては普段の授業とは違って新鮮なようで、みんな熱心に聞いてくれます。

ボクはそこで言っているのは、ビジネスのヒントはいろんなところにあるということです。
学内の勉強だけでなく、外でもしっかりと世の中の流れを見て、思わぬヒントをつかむことが大事だと力説しています。

◎米雑誌で船舶用エアコンビジネス

先日取材しました高齢の経営者さんも、いろんなところでヒントをつかむ天才でした。
もともとは、外資系の商社マンだったのですが、あるとき本屋さんの洋書を立ち読みして、そのなかの広告記事が目にとまったそうです。

それは、船舶用のエアコンでした。40-50年も前の話です。
まだ、家庭にもそれほどエアコンが普及していない頃です。
「日本は海に囲まれていますから、船のエアコンはこれから売れると思いました」と、振り返られます。

◎国内総代理店の権利

早速、広告スポンサーの米国の会社に手紙を出したそうです。そうしたら、米国での商品研修会に招待されたそうです。
現地で研修会に参加し、社長とも意気投合して、日本での総代理店の権利を取得されました。

そして、国内で船舶用エアコンを普及、会社の規模を大きくされたのです。
きっかけは、本屋さんでの立ち読みでした。

◎車椅子の自動ブレーキ装置

さらに、最近は車椅子の自動ブレーキ装置も商品化されていました。
車椅子に座るとブレーキが自動的に解除され、立ち上がろうと身体を浮かすと、ブレーキがかかってうごかなくなるというスグレモノです。

そのきっかけは、この社長のお母さんが、車椅子で2回も骨折されたことにありました。
「いちいち手動でブレーキをかけなくても、勝手にブレーキがかかるようにしなアカン」と思ったとのことでした。

◎足で情報をつかむ

こんふうに、この社長さんは自分が困っていること、世の中の流れをいち早くキャッチしたものを商品化したのです。
机に座って頭でアイデア絞るより、足で情報をつかみ、「やってみたろ精神」でとりあえず行動に移すことが大事です。


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