竹原編集長の明るいコラム

『市場は商品を待っている』(Free)

2018年8月 4日

◎日本人でアレルギーが多い

アレルギーの人がたくさんいます。世界の中でも日本人は、とくにアレルギー患者が多いのではないでしょうか?春先の花粉症などは、日本人の多くがなっているようにも思えます。
アトピーで悩んでいる子供たちもたくさんいます。異常気象のことばかりメディアは報じています。が、アレルギーがなぜこんなに多いのか?異常アレルギー問題も大事です。

◎変わった製粉会社

異常気象のように目立ちませんが、もっと真剣に発信しないと日本人が大変なことになってしまいそうです。そんなことを思っていたら、先日、このアレルギー関連の取材に当たりました。町の製粉会社さんでした。
こちらの会社さん、製粉会社の中でもちょっと変わっていました。普通の製粉会社は小麦粉をつくります。でも、こちらは小麦粉は一切つくっておられません。

◎70年の歴史を誇る

つくっていたのは、米粉でした。最近でこそ、パンなどに米粉を使われるようになりましたが、以前はお煎餅、豆菓子メーカーが使う市場の限られた商品でした。
70年近い歴史のある米粉専門会社で、お菓子メーカーに供給されていました。その米粉も、ただ単に粉にするだけでなく、餅、乾燥、製粉を繰り返してつくる特殊な米粉です。

◎小麦粉の代わりに米粉

でも、需要は伸び悩んでおり、新たな販路開拓が求められていました。そこで見つけられたのが、アレルギー市場でした。
実は世の中には小麦粉アレルギーの方がたくさんおられます。その小麦粉の代わりに米粉を使ってもらうことでした。

◎消費者向けに焼き菓子

従来は業務用卸販売が専門でしたが、アレルギー患者さんをターゲットにしたBtoCの一般消費者向けの商品を開発されました。玄米お好み焼き粉、米粉ホットケーキミックスなどの新商品を開発されました。
その後、自然食品への関心の高まり、小麦粉アレルギー患者の増加などで、国産米粉が注目を集めるようになりました。小麦粉、卵、乳アレルギーの消費者に向けたクッキーなどの焼き菓子を商品化されました。

◎米粉専門カフェオープン

さらに、本社工場に米粉専門店をオープンされました。米粉素材を中心にしたワンプレートランチセット、米粉パスタランチ、ロールケーキ、シフォンケーキなど、小麦粉フリーのメニューを提供されます。
国産で極力無添加を心がけておられます。自社ブランドで朝ごはんクッキー、ベビーカステラなどの焼き菓子も開発されました。今後はネット通販にも計画されています。

◎困ったところにはビジネス

困ったところには、必ずビジネスの種があります。高齢社会、少子化、異常気象やアレルギー。日本がかかえる難しい問題、何かそこで役立つようなビジネスをしっかり考えましょう。市場は待っています。


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