京菓苑花ゆう(TEL 075・862・0020)は、季節に合わせた多彩な和菓子を全国の和洋菓子専門店に提供、お店で“名脇役”を発揮する。最近では介護施設向けの販路開拓にも取り組んでいる。
創業は昭和33年。お菓子の問屋としてスタート、その後、メーカーへ転身し京菓子、歳時菓
子などを製造。「歴史と伝統を誇る京都の菓子業界の中で、お菓子の企画、プロデュースを得意としています」と2代目の小島滋人社長。
京都を中心に特化した菓子工場と協力し、オンリーワンの菓子を企画開発、関東から九州エリアの和洋菓子店に供給する。
「それぞれのお店では生菓子など独自の主力商品をお持ちです。その脇役の商品を提供しています」と。その数は約3000種類におよぶ。
春には「もみ袋ひなあられ」「春ごよみ」、夏には「竹筒くずきり」「本わらび餅」、秋には「栗ころが
し」、「ハロウィンあられ」、冬には「一福」「絵馬付袋入お正月」など、季節を感じさせる和菓子が並ぶ。
「職人技に加え、高品質、ひとひねりした和菓子を提供、スーパーに並ぶ商品とは差別化しています」と。少ロットの注文にも対応、全国菓子博覧会では「名誉総裁賞」「農林水産大臣賞」など数々の受賞暦を誇る。
新しい販売先として、介護施設での「おやつ菓子」に注目。平成30年秋に大阪で開かれた介護ソリューション展に出展、どら焼き、芋きんつばなど高齢者にも食べやすいお菓子をアピールした。
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