川村義肢( TEL 072・875・8037)は、女性だけの義足ユーザーのコミュニティ「ハイヒール・フラミンゴ」を運営、活発な活動で仲間を広げている。「日本女性学習財団未来大賞」を受賞、義足女子会活動が全国、世界へ広がろうとしている。
「義足ユーザーさんをフォローする会を年4回開いていますが、参加されるのはほとんどが男性。女性だけで気軽に話せないかと女子会を企画しました」と本社ショールーム地域事業開発係の野間麻子さん。2018年6月に6人の女性ユーザーと川村義肢の女性スタッフ合わせて12人が集まった。「女性らしくキレイに歩きたい」など女性特有の義足への意見、悩みも出た。
11月18日には第2回目の女子会を京都で開催。5人の義足女子が着物、草履姿で京都の秋を楽しんだ。そんな活動の一環で、第2回日本女性学習財団未来大賞のレポート募集に挑戦。
川村義肢を窓口にし、ユーザーの高木庸子さんと川村義肢から青木千佳さん(義肢製作者)、松井由起子さん(義肢事業推進担当者)、野間さんの4人がグループ参加。「つながりが未来を拓く~『ハイヒール・フラミンゴ』の軌跡~』」をタイトルに使う側と作る側の気持ちを込めて1万字にまとめあげた。
26篇の応募の中から大賞を受賞。3月3日には東京で表彰式が行われる。今後オリジナルロゴの作成、学会発表も計画。「フラミンゴのヒナが育って来ました。これから繁殖させたい」と、関西から全国へさらに将来は世界へ羽ばたこうとしている。
※ハイヒール・フラミンゴ= 義足ユーザーの高木さんからの提案がきっかけで始まった女子会。義足でもオシャレをあきらめない女性の象徴“ハイヒール”をキーワードに、片足で凛として立つフラミンゴのイメージに重ねている。
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