◎中小企業に広報を
中小企業さんは、面白い商品やサービスをたくさん持っておられますが、どう売ったら良いか、なかなか分かっておられません。実は、売り方だけではなく、情報発信もあまり上手ではありません。
そんなこともあり、今回、一般社団法人「日本広報支援機構」を設立。これからは、中小企業の広報をしっかり支援して行きたいと思っています。とは言え、積極的に広報をやっておられるところもあります。
◎“こと”に取り組む会社
ボクの会社にも、いろんな中小企業さんから郵送、ファックス、メールとリリースやブログなどが送られて来ます。とくに、メール送信では、基本はザクッとタイトルだけを見て、処理しています。
先日のメールではちょっと興味をそそられるものがありました。モノづくりの中小企業さんですが、「ことづくり事業部をつくって、“こと”にも取り組んでいる」ということでした。
◎即、取材に出かける
ブログ形式で書かれた内容だったので、おもしろおかしく読ませてもらいました。モノづくりの会社が、どんなことづくりをしているのか?興味を持ち、早速アポを入れさせてもらいました。
クイックレスポンスで、すぐに返事をいただき取材に行って来ました。お会いしてびっくり。この社長さんは以前取材させていただいていたことが判明しました。
◎町工場で学んだIT戦略
その時は、社長のお父さんとご一緒に取材させてもらいました。その後、お父さんの会社を辞められて、自分の会社を設立。金属部品加工などをしながら、ことづくり事業部で、ハードだけでなくソフトの仕事にも取り組んでおられました。
こと事業部では、納期管理ソフトの販売、ホームページの作成、チラシ制作などの販促事業に取り組んでおられました。そのビジネスの大半は、以前勤めていたお父さんの町工場で培ったネットでの受注のやり方、納期管理の方法でした。
◎凋落の日本のモノづくり
町工場は基本、みなさん同じような悩みを持っています。だから、以前に社内でやっていた対処方法を自社だけでなく、外販されることにされたのです。
日本ではちょっと前まで、世界でもトップのモノづくり大国と自負して来ました。でも、今はアジア勢にあっという間に追い抜かれてしまいました。
◎モノを支えるソフト力
今は良い製品をつくるというモノだけではもはややって行けません。そこで、大事なのがことづくりなのです。モノづくりを支えるソフト力、ことづくりが必要なのです。
町工場の経験を活かして、ことづくりをサポートされています。若い社長さんですので、システム、ネット活用が得意です。
◎良いもの、安くでは…
日本の町工場では、もはやいかに良いものを安くつくるだけでは、生き残れない時代に来ています。ネットやシステムさらにデザイン性など、“こと”が重要になって来ています。
ことが組み込まれたモノづくり。値段ではなく、消費者が欲しくてたまらない、幸せになれるモノづくりをしなければなりません。こちらの会社でも、そんなモノづくりを検討されていました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞