─漫文家ですか?
「おもしろい絵を描くのが漫画家、ボクは漫画も描きますが、おもしろい文章も書くので漫文家。モノ書きは、ショットバーで雇われマスターしながら雑誌に投稿したのがきっかけ。7年間で2000本投稿しました」
─それはすごい!
「投稿実績が買われ、コラムなど全国紙やスポーツ紙、雑誌に売れっ子作家並みに書きまくりました。でも、エエことは長く続きませんでしたね」
─というと。
「大阪のマスコミさん元気がなくなり、そこへ不況で活躍の場が激減、断筆して東大阪の工場で働くことになりました。パートのおばちゃんと一緒に部品加工しました」
─モノ書きからモノづくりに転身ですか。
「六年間続け、下請け企業の悲哀も味わいましたよ。そこへリーマンショック。仕事がなくなり辞めることに…。しばらくぶらぶらしていたんですが、やはり書きたくなって」
─それが、「虎にしびれて」ですか?
「出版社に売り込み、9月に出版できました。阪神ファンの思いをコンパクトに表現する手段として短歌とコメントでまとめています。この本が売れて大阪、ボクも元気になりたいです(笑)。波乱万丈の経験を中小企業経営に何か役立てばと思っています」
▽住所=大阪府守口市長池町6 -7アクティ長池102号
▽携帯電話=090・5909・1056
▽本のタイトル=「歌集阪神タイガース虎にしびれて」(KKロングセラーズ、762円+税)
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞