◎お金、事務所無くても起業
便利な時代です。ニーズに対応したいろんな商品、サービスがたくさんあります。本当に良い時代です。ビジネスをやろうと思っても、お金もない、事務所もない。どないしてやるの?となかなか出来ませでした。
でも、今は違いますな。お金がなくてもビジネスをやれます。銀行さんも昔と違って、カネ余りですから貸してくれます。また、クラウドファンディングのようなものもあります。
◎コワーキングが注目
ネットでこんなビジネスをやろうと思います。出資してくれませんか?と出資者を募ると、面白いテーマのビジネスなら、皆さん出資してくれるのです。
1000万円程度を瞬時に集めるベンチャーもいます。お金だけではありません。最近では、都心部を中心にコワーキングと呼ばれるベンチャー企業向けの貸しオフィスも注目されています。
◎便利が悪そう!
ボクもこれまでいくつかのコワーキングを取材してきました。異業種交流会を積極的にやっておられるところ、土日も使えるところ、フリードリンク制などいろいろです。
でも、先日お邪魔したコワーキングさんは、ちょっと変わった雰囲気でした。場所も大阪市内ではなく郊外。駅から7ー8分歩きます。うーん、ちょっと便利が悪そうです。
◎仕事の席は4つだけ
こんなところで、コワーキングのビジネスやれるのか?そんなこと思いながらお邪魔しました。ビルの中にあり、エレベーターで降りるとガラス張りの扉なので、室内が見えました。
広いスペースでオシャレな雰囲気ですが、必須アイテムの事務机があまりありません。窓際にあるカウンターの4席程度。真ん中には、大きなテーブル机があるだけでした。
◎写真を撮る人が中心
これでは仕事ができないのではと、「こんなに少なくて良いのですか?」とお聞きしました。「はい、うちはじっと座って仕事する人はあまりいませんからね」と言われます。
「え!どんな仕事をされている方が来られるのですか?」と、思わず聞いてしまいました。「ここへ来る人は、インスタ映えなど写真を撮る人がメインです」とおっしゃいます。
◎写真に特化したコワーキング
そう言われて気づきました。このコワーキングは、写真スタジオに近い雰囲気でした。「ビジネスには写真や動画映像が欠かせません。ここでは写真の撮り方をしっかり指導させてもらっています」と女性スタッフさん。
そう、こちらは仕事に役立つ写真の撮り方、発信の仕方に特化したコワーキングでした。フォトコワーキングスペースには、東西に撮影用の2つの個室ブースがあります。
◎スマートフォンでの撮り方
なぜ2つもブースがいるのか?「ここでは、照明より太陽の自然光で撮ってもらいます。午前と午後では太陽の位置が違いますからね」と。なるほど納得です。
写真背景の和洋の壁材、木目や大理石風の下地、布、洋書などの小道具もあります。カメラは一眼レフではありません。スマートフォンでの撮り方を教えてくれるので簡単です。
◎素晴らしい出来栄え
インスタ映えするような写真の撮り方を指導してくれます。せっかく取材でお邪魔したので、女性スタッフにボクのスマホでポートレート写真を撮ってもらいました。
それが、素晴らしい出来栄えでした。時々、講演用のチラシに使う写真を要求されます。これならバッチリです。
◎ニーズは高まりそう
確かにコワーキングも、ただ仕事をするスペースから、何の仕事をするかによってサービス内容が異なって来そうです。令和の時代、フォト専用のコワーキングのニーズは高まると思います。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞