竹原編集長の明るいコラム

『納豆も差別化の時代』(Free)

2019年5月19日

◎納豆嫌いの大阪

大阪の人は納豆嫌いとよく言われます。関東に比べて関西の納得の消費量も低いそうです。それでもスーパーに行けば、たくさんの納豆が並んでいますが、安売りの目玉商品になっています。
関西では納豆は、なかなか難しいビジネスかも知れません。そんな納豆ビジネスに果敢に挑戦している会社を取材しました。

◎オシャレな雰囲気のお店

本社は大東市にありますが、ボクが取材で訪ねたのは、大阪市西区のビジネス街、オフィスビルの1階でした。オシャレな雰囲気のお店です。和菓子屋さんのようでもありました。
ショーウィンドに並んでいたのは、カップに入った納豆でした。国産原料を使用し玉ねぎ、初摘み海苔などのトッピング、なにわら納豆、竹姫納豆とこだわり納豆を販売しておられました。

◎鮨によく似た漢字

こちらのお店は、50余年の納豆づくりのノウハウを持つ納豆専門の製造会社が、7年前に立ち上げた直売ブランドのお店です。ロゴは、鮨によく似た漢字でした。魚へん旨いが鮨ですが、こちらは豆へんに旨いと書いてありました。
これで「なっとう」読むそうです。もちろん造語ですが、鮨のように納豆を美味しく食べてもらいたいという女性社長の熱い思いでした。

◎徹底的にこだわった納豆

ロゴにも気を配っておられるわけですから、もちろん納豆の製法にも。国産大豆、化学調味料は使わない、深型紙カップ、これまでにないトッピング味と徹底的にこだわった納豆のみを提供されていました。
「アンテナショップとして3年前にオープンしました。リピーターだけでなく海外のお客様も増えています」と社長さん。終日大勢のお客様で賑わう。

◎販売ルートも限定

納豆の販売先は、基本はスーパーなどです。でも、こちらで販売する納豆は、このお店かネットショップ、百貨店の催事でしか買えない納豆にされていました。
通常のつくっている納豆とは、一線を画したこだわりの高級納豆でした。原料の大豆は、季節によって若干変わりますが、宮城県産の大粒、北海道産の小粒、滋賀県産のひきわりの3種類がベースでした。

◎納豆の高級品

納豆に合わせるトッピング具材も、玉ねぎ、初摘み海苔、赤しそ、うずら卵など国産9種類でした。鰯の削り節、青唐辛子味噌なども、それぞれの産地が記載されていました。
このほか、なにわら納豆、竹姫納豆、オリジナル白しょうゆ納豆たれなどもありました。カップ入り納豆は1個270円以上で納豆の値段として、かなりの高級品です。

◎お土産用の納豆詰め合わせ

それでも、取材中にもサラリーマンの方が来られて、納豆を買っておられました。また、ギフトセットもあり、キレイな化粧箱に入れてもらえます。
納豆のお土産も、なかなかイケそうです。大阪の納豆を、東京の方にお土産として持って帰っていただくのもアリかなと思いました。

◎一味違う美味しさ

せっかくですから、取材終了後に納豆を購入して、家でいただきました。量もたっぷり入っており、やはりスーパーの納豆とは、味が違いました。
納豆も差別化の時代です。関西風の高級納豆は、一味違う美味しさがあり、全国へ発信してもらいたいと思いました。


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