『元気！はっちゃけ経営』(Free)

2019年6月15日

◎働く職場環境を意識

元気な会社は何か違います。まずは事務所です。働く職場環境を意識されておられ、キレイです。緑もたくさんあります。明るいです。ガラス張りの職場が増えています。
従業員さん、あいさつがしっかり出来ています。ボクのように来訪者があると、すぐに来ていただき対応してくれます。皆さん、笑顔で明るいです。
明るいオーラが出ているような気がします。逆に元気のない会社は、やはり暗いオーラが出ています。陰気、笑顔がない。汚い。礼儀作法がイマイチ。

◎世の中、どんどん変化

仕事の中身とは全く関係ありません。でも、それが大事なのです。この大切さに気づいた経営者さんは、皆さん元気な経営を進めておられました。
先日、取材で訪問した会社さんも、そんな典型的な元気企業でした。もともとは、テレビのブラウン管の検査機をつくっておられました。でも、今ではテレビにブラウン管は使われなくなってしまいました。
「世の中、どんどん変化しています。いつまでも同じことをやっていてはアカンと気づきました」と、2代目の社長さん。幹部社員と一緒に、将来のことを考えた製品を模索されました。色んな製品を考えられましたが、なかなかヒットしませんでした。

◎シュリンク包装機械参入

そんな中で、シュリンク包装機械に参入。独自の熱旋風式シュリンク装置を開発されました。トルネードの熱風で一瞬で美しく収縮できるため、包装業界に旋風を巻き起こす。
今では年間100台を目指し食品、化粧品、医薬品のシュリンク包装などで実績を上げておられます。モノづくりの会社ではありますが、全く異なる事業も始められました。

◎企業の映像プロモーション

実は、東京を拠点に映像制作のプロモーションの事業にも取り組んでおられました。「モノづくり事業の中で、良い製品を開発してもなかなか売れないことを痛感しました。その経験から販売促進のための情報発信のお手伝いしようと思いました」と。
大手メディアと連携し企画制作番も提供されていました。営業もなかなかのもんです。大手企業の幹部クラスには社長自らが直接アプローチ。大手、中堅・中小企業での映像プロモーションの実績を増やしておられました。

◎ワクワク感する

社員は人件費のかかる負債ではなく、会社に利益を与えてくれる資産と見なし、社長を筆頭に全社一丸で新しいことにワクワク感を持って挑戦する“常笑集団”を目指しておられました。
健康経営宣言し、社内ではウォーキングなどのスポーツ大会、富士山登山などの家族同伴イベント。朝礼では顔ヨガ、元気体操、ハイタッチ。広報誌の発行、社歌など社員の“健幸”への取り組みを行い、健康経営優良法人、ダイバーシティ経営の認定も受けておられます。

◎中小企業の強みを生かす

「効率的な経営より、はっちゃけ経営で社員の能力を最大限に発揮してもらうことが大事」と、中小企業の強みを生かした経営に挑戦しておられました。