◎大阪G20、賑やかで静か
6月末は、大阪の街はG20で賑やかでもあり、学校が休み、会社も休みのところが多く、休日のような静けさもありました。主要なターミナルには、全国から駆けつけた警察官が踏み台に乗って、怪しそうな人をチェック。警察犬もいました。
また、地下鉄やJRの電車でも腕章を巻いた人が車両を回って、巡回されていました。いやいやい、こんな騒動はなかなか見たことがありません。酔っ払ったおっちゃん、喧嘩していたお兄ちゃんもしっかり尋問されていました。
◎今年前半の明るいニュース
世界のトップに大阪の魅力を知ってもらったと思いますが、全国の警察官にもおもろい大阪を見てもらえて良かったと思います。G20の最後はツイッターの米朝首脳会談に話題をさらわれてしまいましたが…。
そうは言ってもG20では、「大阪トラック」「大阪ブルーオーシャンビジョン」と言った言葉も登場。大阪が世界で知っていただける良い機会になりました。今年の大阪前半の1番の明るいニュースでした。
◎京都の観光タクシー取材
そんなG20騒動とは何の関係もなく、開催中もボクは相変わらず中小企業の取材を続けておりました。京都では、個人の観光タクシードライバーをネットワークした会社を取材しました。
全国からたくさんの観光客が集まる京都らしいビジネスです。マンションの一室を事務所にされ、女性の社長さんは2代目でした。
◎創業者からバトン
「昭和54年から京都で最初に観光タクシーを始めた会社です。私は創業者でも何でもありません」とおっしゃいます。この方は、たまたまタクシー関連の事務代行のような仕事をされていました。
タクシー業界のことに詳しいわけでもなかったようです。お客様の1人が、観光タクシーの創業者で、その仕事を手伝っていたのがきっかけで、継ぐことになったとおっしゃいます。
◎G20にも車を派遣
創業者が身体を壊され、後継者に白羽の矢が立ったのです。「誰かが継いであげないとと思い、覚悟を決めました」と。しっかりした女性です。経営者の資質は十分あります。だからこそ、創業者もこの方に託されたのでしょう。
取材では、G20の話題からです。こちらのネットワークさているドライバーの4台の車がG20に駆り出されてそうです。普通車ではなく、大型車で色は黒か白しかだめだったそう。
◎大手旅行会社をメインに
「こんな機会はなかなかありませんからね。うちも協力させてもらいました」と、喜んでおられました。G20の影響は、京都の観光タクシーにも出ていました。驚きです。
現在こちらの観光タクシーのネットワークでは、ジャンボ9人乗り6台、エルグランド・アルファード7人乗り3台、普通車4人乗り30台の個人タクシードライバー保有の車約50台をそろえておられます。大手鉄道、大手旅行会社とタイアップ、東日本からのお客様をメインにされています。
◎メリット多い観光タクシー
具体的なお仕事は、京都での少人数の旅行を観光タクシーでアテンドすることです。4人乗り普通車で基本料金は1時間5100円。1日で4万8000円。9人乗りなら1時間6600円です。
大人数なら1人当たりの料金が安くなります。混んだバスでの移動を思うと、これは大変良いかも知れません。
◎隠れた観光地も見学
「社員旅行でも好みに合わせて少人数で移動でます。バスでは行けない隠れた寺社仏閣も見学できます」と観光タクシーのメリットは多そうです。
観光タクシーでの貸切観光。京都で一度やってみたくなりました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞