パック・ミズタニ(電話06-6531-2045)は、創業 110周年を迎え、「ハコからハコブを変える」をキャッチフレーズに社内改革を推進。
最適なパッケージングと物流サービスを目指し、守破離の戦略で総合物流行に挑戦する。
「父の急逝で社長に就任して10年目です。これまで守破離の発想で社内改革に取り組んできました。今年から2周目の守破離を進めます。」
と36歳の6代目社長水谷博和さん。
守破離とは武道などで使われる言葉で、まずは守りから入り、次に破り、最後に離れて独自のものを打ち出すと言う成長のプロセス。
社長就任後、パッケージ部門では、大手自動車メーカー向けの重厚長大の段ボールを強化した独自色を打ち出す。
また大分県に事業所を開設大手自動車メーカーに加え周辺の顧客を開拓した。
さらに西宮ロジセンターを開設し、パッケージだけでなく、梱包作業、保守検品、組み立て、さらに人材提供まで事業領域を広げた。
「全てを包むパッケージング パフォーマンスの実践で高度なロジースティックに貢献したい」と水谷社長。
2週目の守破離戦略を迎えて打ち出したのが、「ハコからハコブを変える」だ。
「パッケージはあくまでもツールです。物流現場で困っておられるお客様をトータルでサポートしたい」と水谷社長。
売上高に占める物流サービスのウェイトを現在の3割から将来5割に高めたい考えだ。
プロフィール=明治42年の創業。今年110周年を迎えた段ボールの老舗企業。大阪市西区に本社、兵庫県伊丹市に伊丹事業所を置き、従業員は約100人、年商は18億円強。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞