2019年
9月20日午前7時50分放送
「進化する綿棒」
今回、取り上げたのは大阪府富田林市にある綿棒一筋、50年以上作り続けている会社です。製造本数は年間60億。
国内シェアのおよそ4割を占めています。耳かき用から化粧用、電子基板の掃除用など、これまで400種類以上の綿棒をつくって来ました。
「何か綿棒で新しいことが出来ないか、いつも考えています」と会長さん。これまでも、おみくじ綿棒、冷やし綿棒、黒い綿棒などユニークな綿棒を開発されています。
さらに、今回、世界で初めての綿棒をつくられました。
大阪大学と共同開発した医療用の綿棒です。内視鏡を使った腹腔鏡手術で使います。臓器を持ち上げるのに使うもので、強くて世界一細い綿棒です。
患者さんに、隠れたところでこの綿棒が役立っています。
綿棒は単純な商品にも見えますが、使う側の立場に立って見れば、さまざま発想が無限に湧いてくるとおっしゃっていました。たかが綿棒、されど綿棒でした。
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