竹原編集長の明るいコラム

『モノづくりの原点は町工場だ!』(Free)

2019年12月14日

◎看板ない町工場

関西には多くの町工場がありますが、中でも東大阪、八尾の町工場が面白いです。貸し工場が普通です。看板はありません。だから、取材でお目当の工場を見つけるのに、ひと苦労することよくあります。
先日、取材に訪れた町工場さんも、看板はありませんでした。会社が分かったのは、郵便受けの上に手書きされた社名があったから、なんとか見つけることが出来ました。

◎応接室は近くの喫茶店

工場内には機械がたくさん設置されています。取材させていただく、応接室もありません。よほど重要なお客様が来られると、近所の喫茶店が応接室となります。
ボクの場合は、残念ながら喫茶店へ行くお客様ではありませんでした。仕方がありません。社長さんが忙しそうに動く合間をぬって、立ちながらの取材です。

◎精密研削加工を得意

だから、なかなか思うようにはメモが取れません。本当の走り書きで、取材が終わり落ち着いてところで、メモを見ながら、社長のコメントを思い起こします。だから、取材は本当に大変です。
精密研削加工を得意とするモノづくり企業です。精度と納期を重視し、多品種少量の研削加工で日本の産業界を陰で支えておられました。

◎1000分の2ミリの精度

東大阪市にあり、約40坪の貸し工場が拠点です。貸し工場としては、少し大きい方でした。この地で創業して25年になるそうで、創業以来黒字経営を続ける隠れた優良企業でした。
工場内には、大小様々な研削盤が並んでいます。「送られてきた部品をうちの工場で砥石で最終加工し、精度をプラスマイナス1000分の2ミリまで上げるのが仕事です」と社長さん。

◎モノづくり産業の原点

現在、従業員3人の少数精鋭の体制で仕事に当たっておられました。加工する部品は、自動車、蓄電池などの製造装置に使われる心臓部の部品です。最先端の産業を支える高品質な部品が、こちらの工場でつくられています。
これが、日本のモノづくり産業の原点です。多彩な部品を砥石を活用して研削、よそができない高度な研削加工の技術を誇っていました。

◎マイペースでモノづくり

「営業はしたことありません。関西を中心に固定のお客様がおられ、安定した仕事をさせてもらっています」と。多くても100個程度、1品ものの加工もあるそうです。
日曜、祝祭日は休みにされています。残業もあまり無理されません。楽しく仕事ができるように“働き方改革”を進めておられました。隠れた町工場ではマイペースでモノづくりを進めておられました。


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