工場内で初のプライベート展示会/予想上回る約１００社が来社, 最先端技術や装置を見学

甲南設計工業

2020年1月 1日

甲南設計工業(0794・76・2788)は、本社工場内で初のプライベート展示会を開催、技術力の強みを訴えた。予想を大幅に上回る約100社が来社、樹脂シート生産ラインの最先端技術や装置を見学した。

８月１９日から１０月11日にかけて、兵庫県三木市吉川町金会の人里離れた場所にある工場は賑わった。工場の一角を紅白の幕で間仕切りし、自社開発の最新装置、中国からの輸入機械合計7台を展示。カラフルなスポットライトで華やかに演出、自社のオリジナル怪獣が愛嬌を振舞いながらお客様を喜ばせた。

「当初は９月末までを予定していましたが、全国からたくさんのお客様に来ていただきました」と、藤井正典社長は話す。広島、千葉、四国など全国から新規のお客様も多数訪れた。

世界初の正巻・逆巻兼用でテープレス完全自動２軸ターレット巻取機、切粉レス樹脂シート切断機など自社開発品。中国製バレルスクリューなど７機種を展示。「遊びでつくった」ドリンクボトルを簡単圧縮する手づくり装置も人気を呼んだ。

「装置の実物見ていただき、サンプル実演して肌感覚で理解してもらえました」と、ネットでは味わえない生の技術力をアピール。「こんなことも出来るのか」と、お客様に技術レベルの高さを印象付けた。

この後、10月15日からドイツの展示会にシート切断機を出展、注目を集めた。「次は樹脂シートの仲間と一緒に展示ツアーもやりたい」と藤井社長は、中小企業合同の展示会開催も検討している。