竹原編集長の明るいコラム

時代に合った二人三脚で元気な会社 (Free)

産業ジャーナリスト 日本一明るい経済新聞編集長 竹原 信夫

2010年12月12日

◎女性社長が増えている

 最近、取材で女性社長にお会いするケースが増えています。研修コンサルタントから建築業、モノづくりまで幅広い分野で女性社長が活躍。この不況でも元気な経営をされています。

 先日、取材しました骨伝導ビジネスをされている会社も女性社長でした。骨伝導とは、耳の鼓膜で聞くのではなく、骨の振動を伝えて音を聞く仕組みです。

◎骨伝導ビジネスを起業

 鼓膜など聴覚に障害のある人には、この骨伝導で話が聞けるようになったりするものです。「今から8年前に骨伝導の存在を初めて知りました。こんな良いものがあるなら、もっと多くの人に伝えたいと起業しました」と社長さんは熱く語ります。

 それまでは、ご主人はサラリーマン、社長である奥さんは普通の主婦だったそうです。「最初は骨伝導のメーカーの商品を仕入れて売るだけでした。その後、自分のところでもつくるようになりました」とおっしゃいます。

◎ご主人が開発

 「え!そんなに簡単につくれるものですか」と、ツッコミを入れました。そうすると、「実は、主人が開発してくれました」と、明かされます。「ご主人は技術者ですか?」と、さらに突っ込みました。

 「そうではありません。普通のサラリーマンですが、素人の発想で新しいものをつくるのが好きな人です」と、言われます。素人の発想で、新しい振動子を開発、骨伝導スピーカーとして売り出されました。

◎高品質の骨伝導スピーカー

 骨伝導スピーカーの音質が一段と向上し、障害者向けに聴こえれば良いというものから、音楽好きの人でも楽しめるスピーカーにされたのです。健常者向けの新しいスピーカーとしての市場を開拓されました。

 「ジョギング中でもこのスピーカーなら耳が空いているので、車のクラクションも聞こえて安全です」と言われます。ご主人は、それ以外にも、骨伝導をベースにした新商品の研究開発を進めておられます。

◎ご主人は援護射撃

 そこで、気になったことがありました。「奥さんが社長ですが、ご主人の役職はなんですか?」と、お聞きし撒いた。「とくに、役職なんてありません」と笑われます。営業を含めて対外的な活動は社長がされ、ご主人は社内で研究開発を担当するという構図です。

 確かに、女性社長のところで、ご主人は後ろで援護するというケースが少なくありません。ビジネス社会は、まだまだ男性中心。だから、女性社長の方がやりやすいとも言えます。

◎女性の特色は時代のニーズ?

また、女性は忍耐力があり、対外的な交渉力、感性や感情に訴える表現力は女性の方があります。男性が引っ込んで、女性を前に出す。今の時代に合った二人三脚かも知れません。

 


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